IOC選手委員に挑戦するボブスレーの元允宗(ウォン・ユンジョン)。[中央フォト]
大韓体育会は18日、「体育会評価委員会が26日午後3時ソウル松坡区芳夷洞(ソンパグ・バンイドン)五輪会館で非公開でIOC選手委員候補検証を行う予定」としながら「次期韓国人IOC選手委員を志望する候補のビジョンを確認し、行政家としての力量を事前検証する場になるだろう」と話した。
体育会は評価の公正性のために選手委員会および国際委員会関係者、外部専門家を含めて合計9人の評価委員会を構成した。今回の評価結果に基づいて27日に候補を確定する予定だ。体育会が最終候補を来月14日以前にIOCに通知すれば国内手続きが完了する。
IOC選手委員に挑戦状を出した二人の候補は、共に冬季スポーツで大韓民国の国際競争力を引き上げた人物として評価を受けている。男子フィギュアスケートのエース、車俊煥はハルビン冬季アジア大会で金メダルを首にかけてミラノ・コルティナ五輪への希望を明らかにした。韓国ボブスレーの看板・元允宗は去る2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪当時、代表チームのパイロットを務めて4人乗りで銀メダルを獲得した。五輪ボブスレー歴史上、アジア出身選手で歴代最高の成績だ。
IOC選手委員候補としての競争力について車俊煥は「各種訓練と大会出場のために長い間海外に滞在しているので外国語コミュニケーションには問題がない」として英語駆使能力に対して自信をのぞかせた。元は「13年間選手生活を送りながら五輪舞台を三度踏んだ」とその経験を強調した。
これに先立ち、韓国国籍でIOC選手委員を経験したアスリートは二人だ。2004年アテネ五輪テコンドー金メダリストの文大成(ムン・デソン)が4年後の2008年北京五輪期間中に出馬して選手委員のタイトルを握った。同じ大会で卓球男子シングルスの頂上に立った柳承敏(ユ・スンミン)新任大韓体育会長は2016年リオデジャネイロ大会期間に当選した。
IOC選手委員は全世界のアスリートの権益を保護してIOCとの架け橋役を果たす選手出身のスポーツ行政家だ。五輪期間中に出場選手たちの投票を経て夏季8人、冬季4人など合計12人を選抜する。これに加えてIOC委員長が宗教、性別、スポーツ間のバランスなどを考慮して最大11人を追加任命することができる。任期は8年だ。
この記事を読んで…