裁判所 [中央フォト]
17日、法曹界によると、釜山(プサン)地方法院(地裁)刑事6部(キム・ヨンギュン部長判事)は傷害致死容疑で起訴された20代男性A被告に懲役10年を言い渡したと明らかにした。
A被告は昨年9月10日午後3時ごろ、釜山釜山鎮区釜田洞(プサン・プサンジング・プジョンドン)のあるアパートの出入口で他の運転者と言い争いをしている途中で、仲裁に入った60代警備員Bさんに足をかけて地面に打ち倒して死なせた容疑がもたれている。
当時A被告はマンション駐車場に入り、先に待機していた別の車両の運転者によって進入が遅れると、この運転者に文句を言い始めた。Bさんは二人の間に仲裁に入って被害に遭った。A被告はBさんの足をかけて地面に打ち倒し、その際Bさんは頭部などを大きく負傷して意識不明状態で病院に運ばれたが9日後に亡くなった。
事件が伝えられた後、A被告はSBS(ソウル放送)の朝のニュース番組『モーニングワイド』を通じて「(Bさんを)そのまま倒して行こうと思った」とし「もし打ち合ってけんかする目的があったらパンチが先に出ていくとかそういうふうに(していたはず)」と話した。
続けて「私がした行動に対し、その当時から今まで一度も後悔をしなかったことが心からない」とし「自分がその人の人生をこのようにしてしまったことについて自責している」と話した。
A被告は未成年者のときに監禁致傷・運転者暴行・脅迫などで4回立件されて少年保護処分を受けたことに続き、成人になってからは共同暴行など暴力犯罪を犯して執行猶予を受けていた。今回の犯行は執行猶予期間に犯したことが把握された。
裁判部は「管理事務所職員の仲裁でけんかが小康状態に入ったのに再度警備員に近付いて言いがかりをつけ、被害者が訓戒すると自身よりはるかに高齢で小柄な被害者の両脚をまるで柔道の技でもかけるように(足をかけて)打ち倒し、頭部を地面に強く当たるようにした」とし「被害者遺族からも許しを受けることができなかった」と量刑理由を明らかにした。
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