スペインプロサッカーの巨艦ＦＣバルセロナが８月に来韓する。ＦＣソウルと他のＫリーグ１チームと親善試合を行い、韓国サッカーファンと交流する予定だ。

サッカー界の関係者は「バルセロナが今年夏のアジアツアーの一環として８月に韓国を訪問する」とし「２０２５－２６シーズン開幕を準備する時点であるだけに、スペイン代表チームで活躍しているＦＷラミン・ヤマルなど最精鋭メンバーの大半が韓国に来る予定」と伝えた。

バルセロナが来韓するのは２０１０年以来１５年ぶりで、２００４年を含めて通算３回目となる。２００４年には水原三星と親善試合を行い、０－１で敗れた。２０１０年にはＫリーグオールスターとの対戦で２得点したリオネル・メッシの活躍などで５－２で勝利した。


今回の来韓試合は昨年バルセロナ球団からアジア地域の公式エージェントに任命された（株）ディードライブのハム・スル代表が実現させた。ハム代表は２０２３年にスペインサッカー協会会長をソウル市に招くなどスペインサッカー界とのネットワークを構築している。

バルセロナの今年の夏の来韓は確定的だ。球団とディードライブがすでに契約書を交わし、契約書上で保障した対戦料の支払いまで終えたという。来韓試合の進行を総括する国内パートナーの選定も完了し、準備のための実務作業に入っている状況だ。大韓サッカー協会およびプロサッカー連盟との調整作業も順調に進んでいる。これに先立ち海外ビッグクラブを国内に招請しようとしていた複数の会社が財政または日程上の問題であきらめたのとは状況が異なる。

現在、相手チームおよび試合場所、日程を最終的に確定する段階だけが残っている。バルセロナはＫリーグ１のオールスター開催期間の７月末－８月初めを活用して来韓する予定だが、８月初めにＫリーグの２チームと親善試合を行うことにした。ＦＣソウルとの対戦は早期に確定し、残りの１チームとの交渉も進んでいる。ＦＣソウル以外の他のＫリーグ企業型球団が有力視されている。

バルセロナとＦＣソウルが対戦する場所はソウルワールドカップ競技場だ。ほぼ同じ時期に同じ場所でクーパンプレイシリーズが開催される可能性が高いだけに、互いに日程が重ならないようソウル施設公団ワールドカップ競技場運営処が競技場貸館日程を調整中という。クーパンプレイシリーズによりバルセロナ来韓試合に支障が生じる可能性は低い。競技場管理および運営規定によると、ソウルワールドカップ競技場をホームとして使用するＦＣソウルとサッカー代表チームが活用に関する最優先権を持つからだ。

サッカー界の関係者は「バルセロナ来韓試合はクーパンプレイが進めるチームＫリーグ（Ｋリーグオールスター）とのイベントマッチでなく、欧州や日本のように海外のビッグクラブが国内リーグ所属チームと正面対決する形で行われると聞いている」とし「従来とは異なる方式の来韓試合となる場合、多様なサッカー経験を望む国内ファンのニーズを満たす一方、国内サッカー産業と文化の成長にも寄与するはず」と期待感を表した。

バルセロナは１８９９年に設立され、今年で１２６年となる歴史を誇る世界最高の名門サッカーチーム。全世界で１億３０００万人のフォロワーを保有し、最も人気があるサッカークラブとして公認されている。１月に開催されたスペインスーパーカップ（リーグとスペイン国王杯の優勝チームが対戦するカップ大会）ではライバルのレアル・マドリードを破って通算１５回目の優勝を達成するなど、トップ圏の成績を維持している。