女優キム・セロンさん[SNS キャプチャー]
キム・セロンさんの知人は16日、韓国紙ハンギョンドットコムに「あの日(飲酒運転交通事故)以来、キム・セロンさんがキム・アイムに改名した」として「キム・アイムという名前でアルバイトの志願書を書き、面接を受けてカフェで働いた」と話した。
同時に「眼鏡をかけて名前も変わったので(最初は)人々が気付かなかったが、写真が撮られてオンラインコミュニティを通じてキム・ロンという事実が知らされると解雇通知を受けた」とし、「生計のためにアルバイトでもしなければならずカフェに志願したのだが、そのようなことが繰り返されたので苦心していた」と伝えた。
キムさんは「女優としての復帰に対する夢もあきらめなかった」として「アルバイトをしつつ撮影スケジュールを合わせるのが簡単ではなかったので、知人たちと〔ソウル麻浦区(マポグ)〕合井洞(ハプジョンドン)近くにカフェを開きたいとし、近くに引っ越すという話もした」と伝えた。
キム・セロンさんの他の側近はこの日、韓国紙ニュース1に「キム・セロンさんと昨年12月中旬にも会って復帰に関する話を交わした」とし「昨年11月初めに映画『ギターマン』の撮影を終え、それからどのように活動を続けるかについて意見を交わしていた状況」と伝えた。
警察によると、キム・セロンさんは同日午後4時54分ごろ、ソウル城東区聖水洞(ソンドング・ソンスドン)の自宅で遺体で発見された。当日会うことに約束をしていた友人がキムさんの家を訪れ、警察に通報したという。警察関係者は「現在まで外部からの侵入の痕跡など犯罪の疑惑点が確認されていない」とし「正確な死亡の経緯を調べている」と話した。
2001年に雑誌『アンファン』の子役モデルとしてデビューしたキム・セロンさんは、2009年に映画『冬の小鳥』を通じて子役として活動を始めた。翌年、俳優ウォンビン主演の映画『アジョシ』に出演し、大衆に顔を知らせた。その後、映画『隣人-The Neighbors-』『悪魔は闇に蠢く』『私の少女』とドラマ『ファッション王』『女王の教室』に出演し、ファンタジー時代劇『魔女宝鑑 ~ホジュン、若き日の恋~』、カカオテレビ『優秀巫女カ・ドゥシム ~ソンヨン高校ゴーストバスターズ~』では主演を務めた。
子役のイメージから脱して女優として注目を集めていたキム・セロンさんは2022年、飲酒運転中にガードレールと変圧器に衝突し、罰金2000万ウォンを言い渡されて演技活動を暫定停止した。昨年4月、演劇で活動を再開しようとしたが、批判が続き、結局健康上の理由で降板した。
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