資料写真[Pixabay]
15日、(現地時間)米国インターネットメディア「アクシオス(Axios)」が米国ペット用品協会(APPA)の最新資料を引用報道したものによると、自宅の裏庭でニワトリを飼育している家庭が1100万世帯に達した。2018年にはニワトリを飼育している家庭の推定数は580万世帯だった。約6年間で2倍水準に増えた格好だ。
また、個別家庭にニワトリを貸し出したり、鳥小屋を設置する会社も登場した。5~6カ月間、めんどり2~4羽、鶏飼料、飼料皿などを貸し出して裏庭など飼育できるようにするというサービスだ。
裏庭でニワトリを飼育して卵を自分でまかないたいと考える人々にめんどりを貸し出している会社「レント・ザ・チキン」の共同所有主であるジェン・トムキンス氏は、天候が温和な春と秋には生後3年以下の雌鶏2羽を飼育する場合、毎週8~14個の卵を手に入れることができると説明した。
だが、アクシオスは自分でニワトリを飼うことは費用節約には役立たないと伝えた。鳥小屋を作るなど準備をするのに通常500ドル(約7万6150円)の費用が発生し、飼料代や管理費などで毎月20ドル(約2万9000ウォン)の支出を考慮に入れなくてはならないためだ。
このような支出と労力まで勘案すると、毎週8~14個の卵ではコストパフォーマンスが落ちるよりほかない。
それでもこの「養鶏ブーム」の背景には「エッグフレーション(卵+インフレーション)」がある。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、先月米国の卵価格は1パック(A等級12個)基準4.95ドル(約7100ウォン)で1年前より53%上昇した。AIの影響で卵価格が高騰した2023年1月の最高額(4.82ドル)の記録も更新した。
このように卵価格は今でも上昇を続けているため、アクシオスは協同組合を設立したり飼育するニワトリの数を増やしたりする方法で卵1個あたりの生産費コストを下げることもできると説明した。
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