講義中に「旧日本軍慰安婦は自発的な売春」という発言をして起訴された柳錫春(リュ・ソクチュン)元延世大教授(70)が大法院(最高裁)で最終無罪宣告を受けた。
大法院は13日午前、名誉毀損容疑で起訴された柳元教授に対する上告審ですべての上告を棄却した。大法院は「原審の判断に名誉毀損罪成立に対する法理誤解の問題はない」と明らかにした。
柳元教授は22019年9月、社会学科専攻科目「発展社会学」の講義中、「日本軍『慰安婦』は売春に従事するため自発的に『慰安婦』になった」という趣旨の発言をして起訴された。また、講義中に「日本軍に強制的に動員されたように証言するよう挺対協(韓国挺身隊問題対策協議会、日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯の前身)が慰安婦のおばあさんたちを教育した」「この団体の役員は統合進歩党の幹部で北と関係があり、北を追従している」という発言をするなど名誉毀損容疑も受けた。
1審では柳元教授の「慰安婦は売春」発言に対して無罪を、挺対協が慰安婦被害者に虚偽陳述をさせたという部分は有罪として報告罰金200万ウォン(約20万円)を宣告した。当時、裁判所は無罪の理由について「被害者一人一人に関する具体的な事実の陳述に該当すると見なしにくく、表現の自由を尊重するべき」と説明した。
2審も被害者一人一人を特定していない抽象的な発言であり処罰は難しいとし、無罪と判断した。
虚偽陳述をするよう教育したという部分については「被告人の発言は『挺対協が強制動員に関して虚偽陳述をするよう慰安婦を教育し、慰安婦が事実と異なることを述べている』というもので、名誉毀損罪での『事実摘示』に該当する」とし「いくつかの事情に照らしてみると被告人が摘示した事実は虚偽という点が認められる」と説明した。
大法院は13日午前、名誉毀損容疑で起訴された柳元教授に対する上告審ですべての上告を棄却した。大法院は「原審の判断に名誉毀損罪成立に対する法理誤解の問題はない」と明らかにした。
柳元教授は22019年9月、社会学科専攻科目「発展社会学」の講義中、「日本軍『慰安婦』は売春に従事するため自発的に『慰安婦』になった」という趣旨の発言をして起訴された。また、講義中に「日本軍に強制的に動員されたように証言するよう挺対協(韓国挺身隊問題対策協議会、日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯の前身)が慰安婦のおばあさんたちを教育した」「この団体の役員は統合進歩党の幹部で北と関係があり、北を追従している」という発言をするなど名誉毀損容疑も受けた。
1審では柳元教授の「慰安婦は売春」発言に対して無罪を、挺対協が慰安婦被害者に虚偽陳述をさせたという部分は有罪として報告罰金200万ウォン(約20万円)を宣告した。当時、裁判所は無罪の理由について「被害者一人一人に関する具体的な事実の陳述に該当すると見なしにくく、表現の自由を尊重するべき」と説明した。
2審も被害者一人一人を特定していない抽象的な発言であり処罰は難しいとし、無罪と判断した。
虚偽陳述をするよう教育したという部分については「被告人の発言は『挺対協が強制動員に関して虚偽陳述をするよう慰安婦を教育し、慰安婦が事実と異なることを述べている』というもので、名誉毀損罪での『事実摘示』に該当する」とし「いくつかの事情に照らしてみると被告人が摘示した事実は虚偽という点が認められる」と説明した。
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