トランプ米大統領
アブドラ国王とトランプ大統領は前日午後3時の首脳会談の前、取材陣の前で短く立場を表明し、その後、ホワイトハウスが「建設的」な会談だったとして前向きな報道資料を出した。
しかしアブドラ国王はトランプ大統領と別れた後、X(旧ツイッター)で、トランプ大統領が4日に爆弾宣言したガザ地区の米国掌握計画に「依然反対している」とし、トランプ大統領のガザ住民移住受け入れ要請を断ったと明らかにした。
アブドラ国王はトランプ大統領に「ガザ地区と西岸地区のパレスチナ人の移住案にヨルダンは強く反対するという考えを繰り返し明らかにした」と伝えた。
続いて「これはアラブの統一した立場」とし「パレスチナ人を移住させず、極度に厳しい人道主義的状況を改善しながらガザ地区を再建することが最優先の行動になるべきだ」と強調した。
トランプ大統領が4日にイスラエルのネタニヤフ首相と会談した後に提案した、ガザ地区住民をエジプトやヨルダンなど周辺国に移住させてガザ地区を米国が休養地として開発する案に対し、国際社会は反発している。
特にガザ地区の住民を受け入れる国家として言及されたエジプトとヨルダンはトランプ大統領の構想を強く拒否している。
エジプト外務省は前日の声明でガザ地区住民の受け入れを拒否しながら、ガザ地区を再建する包括的な案を出す計画だと明らかにした。
アラブ連盟のアブルゲイト事務総長もトランプ大統領のガザ地区住民移住構想に対し「容認できない」と批判した。
AFP通信によると、アブルゲイト事務総長はこの日、ドバイで開催された世界政府サミット(WGS)で、ガザ地区住民の移住に関連し「今日はガザ地区に焦点を合わせているが、明日は(ヨルダン川)西岸地区に注目する」とし「(移住させる)目的はパレスチナから歴史的住民を追い出すことだ」と述べた。続いて「100年間、この考えに対して戦ってきたアラブ世界には容認できないこと」と強調した。
アブルゲイト事務総長は「100年間抵抗してきたアラブ人が今さらいかなる形であれ屈服する理由はない」とし「我々は政治的、軍事的、文化的な敗北したことはないため」と話した。
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