7歳の小学1年生キム・ハヌルさんが、通っていた学校の40代の女性教師に殺害される衝撃的な事件が起きた。幼い児童が最も安全でなくてはならない学校で、子どもたちが信じて従わなければならない教師に大切な命を奪われたという事実に大人たちは顔を上げることができないほどみじめさを感じる。自害を試みた殺人犯は「どの子どもでも良かった。一緒に死ぬつもりだった」というあきれた陳述をした。いったい何をどこで誤ったのか言葉を失う。
ハヌルさんは10日午後6時ごろ、大田(テジョン)市内の小学校2階の視聴覚室で凶器が刺さったまま家族と警察に発見された。意識のない状態で病院に搬送されたが結局死亡判定を受けた。正規授業に続く学童保育教室を終え塾のバスに乗るため1人で移動する瞬間に犯罪被害者になった。殺人犯の教師は2018年から精神科治療を受けており、昨年末に休職していたが復職したという。女性教師は「学校近くのマートで凶器を購入し学童保育教室から最後に出て行く子どもを狙った」と犯行を認めた。
今回の事件は発生直前に女性教師の危険兆候が教育当局にとらえられていた点で公憤が大きくなっている。犯人の女性教師が精神疾患にともなう暴力性を見せた時に児童の安全にもう少し気を遣っていたならば被害を予防できたのではないかとの後悔だ。教育当局と警察の調査によると、女性教師は犯行4日前にうずくまっていた自身に声をかけてきた同僚教師の腕を折るなど暴れ回った。その後学校側は女性教師に再休職を勧告し、市教育庁に対策が必要だという意向も伝えたが「同じ病歴でこれ以上の休職は不可能」という理由で受け入れられなかった。学校側ではこの教師が児童らと接触できないよう授業は中断させたものとみられるが、正規授業後に凶行に及ぶことは防げなかった。女性教師がうつ病などを理由に6カ月の休職を始めて1カ月もたたずに復職した経緯も疑問だ。当初の診断より早い復職が可能だった理由とその判断に問題がなかったのかを明らかにしなければならない。
ハヌルさんの両親が児童保護のため使っていた携帯電話のアプリケーションが実際の危機状況で限界を見せた点も振り返らなくてはならない。ハヌルさんの両親は娘の電話で非常ベルを鳴らしリアルタイムで現場の音を聞くことはできたが、犯行を防ぐには力不足だった。
ハヌルさんの父親はは娘の死にうろたえる中にも「今後第2のハヌルが出てきてはならない。学校に対する責任を強く記事に書いてほしい」とメディアに訴えた。最小限学校の中だけは子どもたちの安全を完ぺきに守らなければならない。それが父親の望み通り、美しい星に行ったハヌルさんの死を無駄にしないよう私たちができることだ。
ハヌルさんは10日午後6時ごろ、大田(テジョン)市内の小学校2階の視聴覚室で凶器が刺さったまま家族と警察に発見された。意識のない状態で病院に搬送されたが結局死亡判定を受けた。正規授業に続く学童保育教室を終え塾のバスに乗るため1人で移動する瞬間に犯罪被害者になった。殺人犯の教師は2018年から精神科治療を受けており、昨年末に休職していたが復職したという。女性教師は「学校近くのマートで凶器を購入し学童保育教室から最後に出て行く子どもを狙った」と犯行を認めた。
今回の事件は発生直前に女性教師の危険兆候が教育当局にとらえられていた点で公憤が大きくなっている。犯人の女性教師が精神疾患にともなう暴力性を見せた時に児童の安全にもう少し気を遣っていたならば被害を予防できたのではないかとの後悔だ。教育当局と警察の調査によると、女性教師は犯行4日前にうずくまっていた自身に声をかけてきた同僚教師の腕を折るなど暴れ回った。その後学校側は女性教師に再休職を勧告し、市教育庁に対策が必要だという意向も伝えたが「同じ病歴でこれ以上の休職は不可能」という理由で受け入れられなかった。学校側ではこの教師が児童らと接触できないよう授業は中断させたものとみられるが、正規授業後に凶行に及ぶことは防げなかった。女性教師がうつ病などを理由に6カ月の休職を始めて1カ月もたたずに復職した経緯も疑問だ。当初の診断より早い復職が可能だった理由とその判断に問題がなかったのかを明らかにしなければならない。
ハヌルさんの両親が児童保護のため使っていた携帯電話のアプリケーションが実際の危機状況で限界を見せた点も振り返らなくてはならない。ハヌルさんの両親は娘の電話で非常ベルを鳴らしリアルタイムで現場の音を聞くことはできたが、犯行を防ぐには力不足だった。
ハヌルさんの父親はは娘の死にうろたえる中にも「今後第2のハヌルが出てきてはならない。学校に対する責任を強く記事に書いてほしい」とメディアに訴えた。最小限学校の中だけは子どもたちの安全を完ぺきに守らなければならない。それが父親の望み通り、美しい星に行ったハヌルさんの死を無駄にしないよう私たちができることだ。
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