米国のラッパー、カニエ・ウェスト（活動名例イェ）が自身のオンラインストアでナチスのシンボルがプリントされたＴシャツを販売して問題になっている。



１０日（現地時間）、ＮＢＣやニューヨーク・ポストなど外信はカニエ・ウェストが自身のサイトでナチスのシンボル「ハーケンクロイツ」の象徴がプリントされたＴシャツを販売中だと報じた。実際にサイトにアクセスすると、別途の追加説明や商品なく、問題になったＴシャツだけが販売中であることが確認することができる。該当のＴシャツの商品名はＨＨ－０１で、ナチス敬礼のスローガン「ハイル・ヒトラー」にちなむものだと推定される。


これに先立って２日、カニエ・ウェストはグラミー賞授賞式に出席した妻ビアンカ・センソリがいわゆる「裸ドレス」衣装を着て登場して非難を受けた。当時、黒のＴシャツとサングラス姿でこの日の行事場所に登場したカニエ・ウェストとは違い、ビアンカ・センソリは破格のファッションを公開した。毛皮のコートを着て登場したビアンカ・センソリはカメラの前に立つとコートを脱いだ。特に、この時現れた服は透明なスリップドレスで、下着を着用しておらず事実オールヌード同然で大きな衝撃を与えた。

このような中、カニエ・ウェストのソーシャルメディア（ＳＮＳ）のアカウントが非公開になった。ただし、最近カニエ・ウェストは自身のＳＮＳに「私はナチスだ」などのコメントを投稿し、論争を呼んでいた。米国芸能メディア「バラエティー（Ｖａｒｉｅｔｙ）」は「ここ数日間、差別的で反ユダヤ的な発言を繰り返していたカニエ・ウェストのアカウントが結局停止した」と明らかにした。カニエ・ウェストが自発的にＳＮＳを非公開にしたのか、あるいはＸ側が任意に非公開処理をしたのかは明らかになってはいない。