北朝鮮のミサイル[中央フォト]
ロイター通信などによると、ウクライナの消息筋は6日(現地時間)、ここ数週間で20基以上の北朝鮮製弾道ミサイルがウクライナに発射され、このミサイルの精度が1~3キロ水準から50~100メートルまで大きく改善されたと明らかにした。
ミサイル分野に詳しいウクライナ政府高官もこのような事実を確認したとロイターは伝えた。匿名を求めたある消息筋は「これは北朝鮮がウクライナ戦争という実戦でミサイル技術を試験し、性能を改善していることを示唆する」と評価した。
ウクライナ側は、ミサイル爆発現場の調査を通じて、目標物の推定対象と実際のミサイルが離れた位置を比較し、正確度を分析した。ただし具体的な攻撃対象と発射場所・日付は公開しなかった。
ウクライナ軍消息筋は「北朝鮮産ミサイルの残骸を分析したが、設計変更は発見されなかった」とし「ただ改善された航法システムや操向装置が搭載された可能性がある」と話した。
専門家は、ロシアが北朝鮮に新しい誘導システムやより正確な標的情報を提供し、北朝鮮が戦争データの分析と経験蓄積を通じて技術を改善した可能性があると分析した。
ロシアは2023年末から北朝鮮産短距離弾道ミサイル「K-23」「K-23A」「K-24」をウクライナ戦争に活用しており、現在まで約100機を発射したと、ウクライナ軍消息筋は伝えた。この消息筋は、北朝鮮製弾道ミサイルがロシアのミサイル攻撃に占める割合は極めて小さいが、最大1トンに達する弾頭を搭載することができ、射程距離は最大800キロに達すると説明した。
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