２０２５ハルビンアジア冬季競技大会を控えた北朝鮮選手団の関係者が姿を現した。南北間の緊張関係を意識しているためか、韓国取材陣の質問には特に答えなかった。

北朝鮮フィギュアスケートのキム・ヒョンソン・コーチと北朝鮮オリンピック委員会の関係者は６日、中国黒龍江省ハルビンの氷上訓練センター多目的ホールを訪れた。北朝鮮は今大会にヨム・デオク、ハン・グムチョル、ノ・ヨンミョンのフィギュアスケート代表３人だけを派遣した。

北朝鮮フィギュアスケートの大黒柱のヨム・デオクは２０１７札幌アジア冬季競技大会でキム・ジュシクと共にペア種目の銅メダルを獲得した。２０１８平昌（ピョンチャン）冬季オリンピックでもキム・ジュシクと息を合わせた。今回はキム・ジュシクでなくハン・グムチョルとペアを組む。


大会組織委員会の関係者らの案内を受けた北朝鮮スタッフは韓国の取材陣が近づくと顔をしかめた。出場の所感を尋ねると「忙しい」という言葉を返した。この日、選手の姿は見られなかった。

北朝鮮オリンピック委員長の金日国（キム・イルグク）体育相を団長とする北朝鮮選手団は５日に平壌（ピョンヤン）を出発し、ハルビンに当日到着したとみられる。