華為
華為に続き、2位はBYDが占めた。BYDの海外売り上げは1500億人民元を突破したものと集計された。BYDはテスラとともに世界電気自動車業界をリードする企業とされている。現在、BYDは世界90カ国余りおよび地域の400都市に進出している。2025年の新年には韓国市場への参入を宣言し、話題を集めたりもした。
2021年5月を基点にBYDは海外市場参入を本格化した。2024年の海外累積販売台数は41万7204台で、同期比71.9%増加した。これはBYDの総販売台数の10分の1に当たる数値だ。BYDはタイ、ブラジル、ハンガリー、ウズベキスタンなど工場の生産能力を引き上げており、これに伴い海外市場の販売量がさらに増加する見通しだ。
3位はハイアールに与えられた。ハイアールは家電製品、特に白物家電で有名なブランドだ。サムスンとLGなど韓国のブランドに慣れている韓国消費者には多少見慣れないが、2024年世界の大型家電シェアで16年連続で1位を占めるなど影響力のあるブランドだ。具体的には冷蔵庫は17年連続、洗濯機は16年連続で世界1位となった。
業種別では電子製品ブランドが15席を占めるなど活躍が最も目立った。自動車ブランドも13社が100位入りを果たし、劣らない勢いを見せた。その他に家電製品と建築インテリア業種で7つ、電気設備6つ、石油化学や機械設備それぞれ5つ、ユーティリティと交通運輸、IT業種でそれぞれ4つのブランドがランクインした。
年明けの「ディープシークショック」で米中AI覇権戦争が本格化し、最先端技術の開発をめぐる世界各国の争いもさらに激しくなる見通しだ。米国が関税圧迫などで中国を制裁する中で、中国は技術の自国化を前面に出し、いわゆる「押し出し輸出」を通じて内需市場の消費を萎縮することで累積した在庫を解消している。特に、韓国は、このすべての衝撃をそのまま受ける直接的な影響にある。一日も早く最先端技術の開発と輸出入への対応策を講じる必要があると口をそろえる理由だ。
韓国も例外ではない…海外市場を攻略する中国ブランド「TOP10」(1)
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