旧正月連休に「ＤＥＥＰ　ＳＥＥＫ（ディープシーク）」という中国のＡＩに世界市場の注目が集まった。中国のスタートアップが普及型半導体でチャットＧＰＴを脅かすほどのＡＩを開発したという事実は、市場に大きな衝撃を与えた。いわゆる、「中国製の襲撃」は今に始まったことではない。「Ｔｉｋｔｏｋ（ティックトック）」「Ｔｅｍｕ（テム）」「ＡｌｉＥｘｐｒｅｓｓ（アリエクスプレス）」「Ｘｉａｏｍｉ（シャオミ）」などのブランドは、海外の消費者もほとんど知っているほど馴染みがあり、その他、実は中国ブランドである事例も無数に多い。

韓国も例外ではない。特に、昨年から今年初めにかけて韓国市場への本格的な進出を宣言した中国ブランドの数が増えている。今年初め、人民日報海外版とＧＹＢｒａｎｄのグローバルブランド研究院が共同でまとめた「２０２４中国海外進出ブランド・トップ１００指数ランキング（２０２４年度中国出海品牌１００強指數排名）」のリストを土台に海外市場で活躍する主な中国ブランドの現状を調べる。

今回のリストで１位は通信装備企業「華為」に与えられた。また、家電製品企業「海爾」と電気自動車企業「ＢＹＤ（比亞迪）」がそれぞれ２・３位を占め、４位は国家電力公司「ステート・グリッド（ＳＴＡＴＥ　ＧＲＩＤ）」、５位はＴｉｋＴｏｋの親会社「バイトダンス（Ｂｙｔｅ　Ｄａｎｃｅ）」が入った。６位はＰＣブランド「レノボ（Ｌｅｎｏｖｏ）」が占め、電子製品メーカーのシャオミと「ＴＣＬ」がそれぞれ７位と８位にランクインした。９位は自動車メーカー「吉利」が、１０位はスマートフォンブランド「ＯＰＰＯ」が占めた。


その他、コロナ禍以降、早く海外市場への攻略に成功した中国４大グローバルのＥコマースプラットフォーム「ＴｉｋＴｏｋ　Ｓｈｏｐ」「ＳＨＥＩＮ」「ＡｌｉＥｘｐｒｅｓｓ」「Ｔｅｍｕ」の親会社も全て１５位入りを果たした。

１位を占めた華為は世界最大の通信装備会社で、全世界１７０カ国余りおよび地域にサービスを提供している。トランプ第１期の米中貿易戦争の中心に立っており、いわゆる「バックドア論議」として多く知られた企業でもある。その後、Ｒ＆Ｄに集中的に投資し、昨年通信装備市場と特許出願で世界１位となり、米国の制裁による危機をうまく克服しているという評価を得た。


韓国も例外ではない…海外市場を攻略する中国ブランド「ＴＯＰ１０」（２）