ビル・ゲイツ氏。
ビッグテック企業が集まっているシリコンバレーはこれまで民主党が主流だった地域だ。だが、最近になってメタ・プラットフォームズ(Meta Platforms)のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)、アマゾン(Amazonの創業者ジェフ・ベゾス氏らビッグテックの大物が先月開かれたドナルド・トランプ大統領の就任式に寄付をしたり、トランプ大統領と繰り返し会うなど、事実上、親トランプの歩みを見せている。
反面、ゲイツ氏は大統領選挙で民主党大統領候補だったカマラ・ハリス前副大統領支持団体に5000万ドル(約78億円)を寄付したとAPなど外信は報じた。ただし、ゲイツ氏はこれを公開的に明らかにしてはいない。
ゲイツ氏はハリス氏を支持していたが、大統領選挙過程でトランプ氏にも会った事実を伝えた。先月17日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューで、ゲイツ氏は昨年12月27日、フロリダ州マールアラーゴでトランプ氏と会って話をしたとし、「トランプ政府に最大限協力する」と明らかにしていた。
ゲイツ氏はこの日、仮想通貨に対する所信を明らかにすることもした。「仮想通貨はどこに役立つのか」というNYTの質問に「(仮想通貨の使い道は)全くない」とし「高いIQを持っている人々がその問題に対して自身を偽っている」と話した。
ゲイツ氏が仮想通貨を批判したのは今回が初めてではない。2022年カリフォルニア・バークレーで開かれた気候変動カンファレンスでも「NFTなど仮想通貨プロジェクトが『大馬鹿理論 (the greater-fool theory)』に基盤を置いた戯言」と話していた。「大馬鹿理論」は商品価格が非正常的に高く形成されているという事実を知りながらも、自分よりも高値で購入する投資家、すなわち「もっと愚かな人」がいるという期待によって投資することを意味する。
この日のインタビューは4日、ゲイツ氏初の自叙伝『Source Code: My Beginnings(ソースコード:私の始まり)』の出版を控えて行われた。この本は彼の自叙伝3部作のうちの第1部で、ゲイツ氏の幼少時期から今までの個人的な人生を扱っている。NYTは「ゲイツ氏は他のテック億万長者と違う」と評価した。ゲイツ氏はブルームバーグ長者番付において、財産1650億ドル・世界8位の富豪だ。
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