韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と金建希(キム・ゴンヒ)夫人が2024年10月6日、フィリピン・シンガポールなど国賓訪問のために出国の途に就いている。[写真 大統領室写真記者団]
李祥敏(イ・サンミン)前行政安全部長官は先月の事情聴取で、尹大統領が昨年12月3日午後9時ごろ大統領室に到着した韓悳洙(ハン・ドクス)首相や李氏らに「このこと(非常戒厳宣言計画)は誰も知らない。秘書室長も知らないし、首席も知らない」と話したと陳述した。あわせて尹大統領が「しかも私の妻も知らない」とし「妻は激怒すると思う」と言及したという陳述もあった。
尹大統領が金竜顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官および少数の軍司令官と秘密裏に親衛クーデター性の戒厳令を企図した情況が改めて現れた格好だ。
李氏は「当時、鄭鎭碩(チョン・ジンソク)秘書室長が大統領室に到着して『今が一体いつだと思って非常戒厳なのか』と言って執務室に入ってきて、出ていきながらも『腑に落ちない』と話していた」と伝えた。
この外に尹大統領は「(非常戒厳を)瞬間的にするわけではない」とし「弾劾のせいでとてもじゃないがやってられない」と話したという。「(戒厳は)長くない」という発言もしたことが把握された。
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