29日午前、金海(キムヘ)空港で朴亨埈(パク・ヒョンジュン)釜山(プサン)市長らがエアプサン航空機火災事故現場を視察している。[写真 釜山市]
エアプサンは29日に資料を出して「火災確認後、直ちに乗務員が機長に状況を報告し、機長は2次被害がないように油圧および燃料系統をすぐに遮断した後、緊急脱出を宣言して速かに措置して緊急脱出を行った」と明らかにした。
続いて火災当時に案内放送がなかったとことに関しては「別途の案内放送を実施する時間的余裕なく、同時多発的に緊迫が重なる状況で、短時間内に関連の手続きにより速かに措置を取り脱出業務を遂行した」と説明した。
また、一部の乗客が直接非常口を開いて脱出したという証言が出てきたことに関しては「非常口付近の乗客は搭乗直後に乗務員に緊急脱出時に非常口の開閉方法に対して案内を受けて乗務員を助ける協力者の役割に同意してはじめて着座することができる」とし「緊急脱出時、乗客が直接非常口操作および脱出が可能だ」と説明した。これに関連し、エアプサン関係者は「当時マニュアルに沿って乗務員が非常口側にいる乗客に協力を要請して乗客が扉を開いたと把握している」と説明した。
一方、28日、釜山金海国際空港で離陸を準備していた香港行きエアプサン航空機で火災が発生した。火災は1時間16分後の午後11時31分に完全に消し止められ、乗客169人と乗務員7人の合計176人は全員緊急脱出した。この日、7人のけが人が発生したが、このうち4人が乗務員であることが分かった。彼らは全員、煙の吸入などで近くの病院で治療を受けたという。
エアプサンは緊急脱出した169人の乗客のうち内国人乗客には帰宅交通費を支給し、外国人乗客には宿泊費を支援した。
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