資料写真[Pixabay]
26日、気象庁によると、低気圧や海気差(暖かい海水と冷たい空気の温度差)による雲台が27日から29日まで相次いで韓半島(朝鮮半島)に流入し、全国に多くの雪または雨が降る見通しだ。
中部地方と全羅北道(チョルラブクド)を中心には最大30センチ以上の多い雪が予告されている。28日までの予想積雪はソウルなど首都圏が10~20センチで、京畿(キョンギ)南部と北東部は25センチ以上を記録するところもある見通しだ。江原(カンウォン)と全羅北道(チョルラブクト)東部、済州(チェジュ)山地には最大30センチ以上の多い雪が積もるものとみられる。これを受け、27日未明に中部地方から大雪特報が出され、その後、全国へと徐々に拡大する見通しだ。
特に、27日未明と午後の間、28日未明と午後の間に2度にわたって雪が激しく降るものと予想される。27日には1時間当たり3~5センチ、一部の地域は1時間当たり5センチを超える大雪が降る恐れがある。韓国気象庁のキム・ヨンジュン予報分析官は「中部地方に多くの雪が降る状況で交通量が増加するものとみられるため、深刻な渋滞が予想され、道路がマヒすることもあり得る」と話した。
韓国道路公社関係者は「帰省する高速道路は渋滞が予想されるだけに、普段より早い帰省出発をお願いする」とし、「降雪時には普段より2倍以上車間距離を維持し、スノーチェーンなど車両用越冬装具を準備してほしい」と述べた。
さらに、強風が吹いて雷・稲妻も鳴るとみられ、航空と船の運航にも支障が生じかねない。気象庁は「強くて多い雪によって航空運航に支障があり得るので、利用客は事前に運航情報を確認してほしい」と話した。
大雪とともに厳しい寒さも訪れる。ソウルの場合、朝の気温が28日マイナス4度から29日マイナス7度、30日マイナス9度に下がり、寒さの強度がますます強くなるものと予想される。首都圏の一部地域の場合、旧正月当日の29日に体感温度がマイナス15度まで下がるところもある見通しだ。
このように気温が氷点下に下がり、連休中に降った雪が溶けず、地面の上にそのまま積もるか、凍った道に変わる可能性が高い。寒さが和らぐ週末以降も、道路に薄氷が張りやすい状況がしばらく続くものとみられ、交通安全に注意が必要だ。
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