14日午後、ソウル鍾路区(チョンノグ)政府ソウル庁舎で崔相穆(チェ・サンモク)大統領権限代行副首相兼企画財政部長官と会談した岩屋毅外相 [大統領室写真記者団]
岩屋毅外相は24日、通常国会の外交演説で、独島に関し「歴史的事実に照らしても、国際法上も、日本固有の領土であるとの基本的な立場に基づき、毅然と対応していく」と述べた。
岸田文雄前首相が外相時代の2014年にした外交演説で「日本固有の領土である島根県竹島」として以降、日本外相は毎年外交演説で独島は日本の領土という妄言を繰り返している。
ただ、岩屋外相は韓国について「国際社会の様々な課題にパートナーとして協力すべき重要な隣国」とし「韓国国内の一連の動きについては、引き続き特段かつ重大な関心をもって注視するが、現下の戦略環境の下、日韓関係の重要性はいささかも変わらない」と強調した。
韓国政府はこの日、外交部報道官の声明で「日本政府が外相の国会外交演説で独島に対する不当な領有権主張を繰り返したことに強く抗議し、これを即刻撤回することを求める」と明らかにした。
政府は「日本政府の不当な主張は独島に対する我々の主権にいかなる影響も及ぼさないということを改めて明確にする」とし「日本のいかなる挑発にも断固対応していくこともう一度明らかにする」と強調した。
続いて「日本政府は歴史的・地理的・国際法的に明確にわが固有の領土である独島に対する不当な主張を繰り返すことが未来志向的な韓日関係構築にいかなる助けにもならないという点を明確に知らなければいけない」と伝えた。
この日午後、外交部の金相勲(キム・サンフン)アジア太平洋局長は外交部庁舎に実生泰介駐韓公使を呼んで抗議の意を伝えた。
マスクを着用して庁舎に入った実生公使は、「独島を日本の領土と考えるのか」「国交正常化60周年だが、以前とは異なるメッセージを出す考えはないのか」など取材陣の質問に硬い表情で一貫し、何も答えなかった。
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