アディダスのロゴ
アディダスは21日(現地時間)、昨年10-12月期の売上高が2023年同期比24%増の59億6500万ユーロ(約9723億円)、営業利益は5700万ユーロを記録したと発表した。
アディダスは昨年、全体売上も前年より11%増加し、13億ユーロ以上の営業利益を記録するものと予想した。
予想を上回る実績に、22日午前、フランクフルト証券市場でアディダスの株価は6%以上上昇した。
アディダスは2023年10-12月期だけで3億7700万ユーロの営業損失を出すなど、同年通算5800万ユーロの純損失を記録し、31年ぶりに赤字を出した。
スポーツブランド市場で米国ナイキの欧州対抗馬とされるアディダスは、米国ヒップホップスターYeとのコラボが座礁し、しばらく危機を迎えていた。
アディダスはYeの靴や衣類ブランド「イージー(Yeezy)」と2013年からコラボしていたが、Yeがユダヤ人ヘイトの論争に巻き込まれると、2022年10月に契約を解除した。その後、12億ユーロ分の在庫処理で困難を経験した。昨年の販売収益3億ユーロのうち、1億4000万ユーロは慈善団体に寄付した。
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