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韓国1位「ペミン」も苦杯を舐めた日本フードデリバリー市場、クーパンイーツが挑戦状

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国のフードデリバリープラットフォーム「クーパンイーツ」が初めて海外市場を狙ったサービスをリリースした。昨年韓国1位「配達の民族」(以下、ペミン)との差を狭めて急成長する中で、今年日本市場でも新たな可能性を立証することができるか関心が集まっている。

◇何が起きているのか

20日、フードデリバリーアプリ業界によると、クーパンイーツは14日、東京港区で食べ物配達サービスの試験運営を始めた。サービス名は「ロケットナウ(Rocket Now)」だ。日本法人を設立して現地で配達ライダーを採用するなど小規模地域に限定して市場テストに出たとみられる。


◇これがなぜ重要なのか

フードデリバリーサービスはグローバル拡張を狙うクーパン(Coupang)の新たな突破口になることができる。大規模物流センターなどを構築しなければならないEコマースサービスは初期投資の負担が大きい。2022年台湾でロケット配送とロケット直購(輸入代行)を公開したクーパンの台湾内累積投資額は5000億ウォン(約540億円)に迫るとも言われている。反面、アプリ基盤でレストランとライダー、ユーザーをつなぐフードデリバリーサービスは初期投資費用が相対的に少ない。クーパンとしては日本市場の可能性をテストするには負担が少ないほうだ。

◇攻略ポイントは

クーパンは2021年クーパンジャパンを設立して東京の一部地域で食品・生活必需品を配送するクイックコマースサービスを始めたが2023年に撤収した。今回はフードデリバリーに種目を変えて日本市場へ2回目の挑戦となった格好だ。

韓国の業界ではクーパンがWOWメンバーシップとの連携がなくても市場で席を占められるか注目している。クーパンイーツは昨年3月WOWメンバーシップにクーパンイーツ無料配達の特典を含めて急成長した。韓国のデータ分析会社igaワークスのモバイルインデックスによると、クーパンイーツの月間アクティブユーザー数(MAU)は先月基準で1年前より404万人(72.1%)増えた963万人に達した。前年と比べて横ばいか減少したライバル会社とは違い、ひとり急成長を遂げた。WOWメンバーシップを基盤とした無料配達が主な要因に挙げられる。反面、日本にはこのような基盤がない。これについてクーパンイーツは配達時間を減らして正確度を高めるなどサービスの品質を高めて市場を攻略しようとしている。現在、日本フードデリバリー市場1位はウーバーイーツでシェアは70%に達する。

◇ペミンも苦杯を舐めた日本、なぜ今?

韓国フードデリバリープラットフォームの日本進出は今回が初めてではない。ペミンを運営するウーワブラザーズも2014年と2020年の二度にわたって日本市場に進出した。だが、2回とも1年以内にサービスを終了して撤退した。当時、配達アプリに対するユーザーの受容度や飲食店の配達参加率が低く、ライダーの求職難などの困難が重なったためだ。

しかし業界ではコロナ禍を経て雰囲気が変わったという分析が出ている。市場飽和に規制まで重なる二重苦に直面した韓国のフードデリバリー市場と違い、日本市場は最近急成長を見せている。グローバル市場調査企業「Grand View Research」は日本のフードデリバリー市場は昨年226億2290万ドル(約3兆5080億円)から年平均8.4%成長して2030年には354億5580万ドルに到達すると展望した。



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