仁川・松島に位置するサムスンバイオロジックス第4工場。 [写真 サムスンバイオロジックス]
サムスンバイオロジックスは秘密維持条項により顧客と製品名は公開しなかった。契約期間は2030年12月31日までだ。サムスンバイオロジックスは昨年7-9月期に初めて四半期基準で売り上げが1兆ウォンを超えたが、年間売り上げ4兆ウォンの達成も確実視されている。
今回の契約は昨年の年間受注額5兆4035億ウォンの約40%で、サムスンバイオロジックス創立後で最も大きい。昨年10月にアジアの製薬会社と1兆7028億ウォン規模の契約を締結し過去最大の受注記録を達成したサムスンバイオロジックスは3カ月ぶりにこれを更新した。この日の株価は102万4000ウォンで前日より1.19%上昇した。
これでサムスンバイオロジックスの累積受注総額は176億ドルを超えた。同社関係者は「現在世界の製薬業界上位20社のうち17社を顧客として抱えている。昨年には米国、欧州、アジアなど世界の主要市場で1兆ウォン規模のビッグディールを3件連続で締結し市場での位置付けを確固としたものにしている」と話した。
世界的な人口高齢化と医療技術発展でバイオ医薬品需要が急増している中でサムスンバイオロジックスは製造設備を先制的に増やして生産能力を確保し成功裏に規模を拡大している。現在サムスンバイオロジックスは約2兆ウォンを投じて仁川(インチョン)の松島(ソンド)に18万リットル規模の第5工場を作っている。4月の稼動が目標だ。第5工場が完工すればサムスンバイオロジックスの生産能力は合計78万4000リットルに増える。
サムスンバイオロジックスは13日に開幕した「2025JPモルガン・ヘルスケア・カンファレンス」にも参加し受注活動に力を入れている。毎年1月に米サンフランシスコで開かれる同カンファレンスは世界最大の製薬・バイオ投資行事だ。今年の行事には550社に上る世界的製薬・バイオ・ヘルスケア企業の関係者約8000人が集まった。
サムスンバイオロジックスは2017年から9年連続でJPモルガンの公式招待を受け核心舞台であるグランドボールルームで発表を行う。グランドボールルームは選ばれた27社だけが立つことのできる舞台だ。昨年に続き今年も2日目にグラクソ・スミスクライン、イーライリリー、アストラゼネカなど世界的な製薬会社とともに舞台に上がる。サムスンバイオロジックスのジョン・リム代表が直接発表を務め、就任後最大の業績更新背景と今年の事業計画などを説明する予定だ。
セルトリオン、SKバイオファーム、ロッテバイオロジクス、韓美薬品、柳韓洋行など韓国企業も参加して海外投資誘致と技術移転など外部協力を模索する。今回の行事にはロッテ持ち株の辛裕烈(シン・ユヨル)未来成長室長(副社長)、SKバイオファームのチェ・ユンジョン事業開発本部長(副社長)ら主要企業のオーナー3世も参加しグループの新たな収益源であるバイオ事業に力を入れる。
開幕演説に出たJPモルガンのグローバルヘルスケア投資共同責任者ジェレミー・メイルマン氏は「第2次トランプ政権の政策により市場全般と産業内に変動性がある可能性が高い」としながらも「今年はバイオ・ヘルスケア分野に対し楽観的見通しが優勢だ」と予想した。
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