米カリフォルニア州ロサンゼルス（ＬＡ）で発生した山火事で離れ離れになった愛犬と５日ぶりに再会した飼い主の話が伝えられた。

主人公はパリセーズ住民の男性ケイシー・コルビンさん。コルビンさんは火災の初日、この地域に避難命令が出た当時、外出中だったという。コルビンさんは家にいる愛犬２匹「オレオ」「ティカティカティカ」が心配になり、家に戻ろうとした。コルビンさんは現場に出動していた消防署員に犬を救助してほしいと要請し、この消防署員はティカティカティカを連れて出てきた。しかしオレオは火災に驚いたのか家の外に逃げていなかった。

数時間後、コルビンさんの家は全焼した。コルビンさんはその後の数日間、オレオを探して周囲を歩き回った。この過程でＮＢＣニュースのクロイツ特派員がコルビンさんの事情をソーシャルメディアで共有し、話題になった。その間、オレオが「隣の家の残骸の中で横になっていた」「路上を歩いていた」などの目撃談が伝えられた。コルビンさんは犬追跡業者の助けも受けた。その後、コルビンさんは５日後の１２日、劇的にオレオと再会した。「残骸の中にいるのを見た」という情報提供を受けて駆けつけたところオレオがいた。


コルビンさんとオレオはある家の正門を間に挟んで向き合っていた。コルビンさんがティカティカティカを抱きながらオレオを呼び、オレオは飼い主の声を聞くと尻尾を力強く振った。コルビンさんはオレオを抱き上げて「生きていてよかった」という言葉を繰り返しながら安堵の涙を流した。コルビンさんはオレオを抱いて飛び跳ねながら大喜びし「神様に感謝する」と叫んだりもした。

クロイツ特派員はコルビンさんとオレオの再会場面を撮影し、自身のＳＮＳに共有した。この映像は４５０万回以上も再生された。映像を見た海外のネットユーザーは「この便りを待っていた。オレオが家族と会えて本当によかった」「涙が出る映像」「本当にうれしい。幸せになってほしい」などの反応を見せた。