昨年12月31日午後、全羅南道(チョルラナムド)務安(ムアン)国際空港チェジュ航空旅客機惨事の現場で、米国連邦空港庁、交通安全委員会、ボーイングなど韓米合同調査関係者が事故旅客機と衝突で倒れたローカライザーなどを調査している。 チャン・ジニョン記者
2日、MBN(毎日放送)の報道によると、事故が起きた旅客機の破片周辺から数値が隙間なく記録されたボーイング737の運営マニュアルが複数枚発見された。事故当時の衝撃で該当の機体から飛び出したものと推定される。
QRH(Quick Reference Handbook)とも呼ばれる航空機マニュアルは通常2000ページに達するほど分厚い。機体ごとに機長席と副機長席に各1冊ずつ2冊据え付けられている。
報道によると、見つかったマニュアルページにはボーイング737-800機種がランディングギアを下ろした状態で最小の動力で飛ぶことができる距離が記されている。一部ページには水上に緊急着陸するための「水面不時着」手続き関連の内容も入っている。
発見されたマニュアルには意図的に破られたとみられる痕跡も残っていた。「メーデー」宣言から事故瞬間までの空白の6分間にパイロットがすべての可能性を開いておきながら緊急着陸に備えていたと推定される。
新羅大学航空運航学科のコ・スンヒ教授はメディアとのインタビューを通じて「(機長が)副機長にどれくらい遠くへ飛ぶことができるのか調べよう、またどれくらい対応できるのか調べてみようと言ってマニュアルを取り出したようだ」と指摘した。
同学科のキム・グァンイル教授も「全部ページを広げることができないので必要な部分だけを急いで破り取って(数値を)計算して判断したようだ」と推定した。
一方、取材陣が発見したマニュアルの一部は政府合同調査団が回収して分析作業に入った。
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