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米保険会社CEO射殺事件の容疑者、マクドナルド職員の通報で逮捕

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

米国の国旗

米国最大の健康保険会社であるユナイテッドヘルスグループの保険部門代表であるブライアン・トンプソン(50)最高経営者(CEO)銃撃殺害事件の容疑者が逮捕された。




9日(現地時間)、ニューヨーク警察は緊急記者会見を開き、トムソン氏の殺害容疑者として手配されたルイジ・マンゾーニ氏(26)を同日午前、ペンシルバニア州アルトゥーナのマクドナルド店で逮捕したと明らかにした。


マンゾーニ氏は4日未明、ニューヨークミッドタウンのヒルトンホテル入口の歩道で消音器付き拳銃でトムソン氏を殺害した疑いが持たれている。

警察は一応、偽造身分証を提示した疑いで彼の身柄を確保した後、殺人容疑に関連して追加調査を進めている。

マンゾーニ氏は4日午前6時44分ごろ、マンハッタンミッドタウンのヒルトンホテル入口の歩道で黒いマスクで顔を隠したままトムソン氏を銃撃した後に逃げた。

警察は閉回路(CC)テレビに映ったマンゾーニ氏の顔を公開し、懸賞手配に乗り出したが、彼の所在を把握するのに困難を来たしてきた。

偽造身分証などで警察の追跡を避けたマンゾーニ氏の逃走劇はこの日午前9時15分ごろ、マンゾーニ氏の顔を調べたマクドナルド売り場職員の通報で一段落した。

逮捕当時、マンゾーニ氏は犯行に使ったと推定される消音器付き拳銃を所持していたとニューヨーク・タイムズ(NYT)は伝えた。

該当拳銃は3Dプリンターで製造された部品を組み合わせて作り、一連番号がない別名「ゴーストガン」であることが分かったとニューヨーク警察庁のジョセフ・ケニー捜査課長は説明した。

マンゾーニ氏は、健康保険会社の利益追求行為を批判する内容を盛り込んだ声明書を携帯していたという。

NYTによると、ボルチモアのある私立高校を首席卒業し、ペンシルバニア大学でコンピューター工学の学士と修士の学位を取得した。

警察は現場で回収した薬莢に「妻」(deny)、「防御」(defend)など保険会社が保険金支給を拒否するために使用する戦略が刻まれたことに基づいて、今回の犯行が保険金支給に関連した可能性に重きを置いて捜査を進めてきた。

銃撃で死亡したトムソン氏は、20年以上ユナイテッドヘルスグループに所属し、2021年にグループの主力事業である健康保険部門のCEOの座に就いた人物だ。

トムソン氏は犯行当日、ヒルトンホテルで開かれる年例投資家行事に参加しようとしたが、被害に遭った。



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