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トランプ氏、フランス大使に姻戚、FBI長官に40代忠誠派を指名

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

チャールズ・クシュナー氏(左)、カシュ・パテル氏(右)

トランプ米次期大統領が30日(現地時間)、自身の姻戚で不動産会社のチャールズ・クシュナー氏(70)を駐フランス大使に指名した。

トランプ氏は「チャールズは米国で最も大きく、成功した非上場不動産会社の一つ、クシュナーカンパニーズの創立者兼会長」と紹介し「彼は立派なビジネスリーダーであり慈善家、交渉家として米国とフランスの利益を代弁する強力な守護者になるだろう」と明らかにした。チャールズ・クシュナー氏は、トランプ氏の長女イバンカ氏の夫ジャレッド・クシュナー元ホワイトハウス上級顧問の父親だ。

トランプ氏の選挙資金後援者でもあるチャールズ氏は過去に脱税と不法政治資金提供、証人買収、偽証など容疑で起訴され、2004年に有罪判決を受け、2006年まで2年間服役した履歴がある。第1次トランプ政権の任期末に赦免された。国際外交舞台での経験が不足している点が論議を呼んでいる。


トランプ氏は1期目、イランとの核交渉破棄、ウクライナ支援問題などをめぐりフランスのマクロン大統領と立場の違いを浮き彫りにした。マクロン大統領の任期は2027年までだ。

次期連邦捜査局(FBI)長官には「トランプ忠誠派」のカシュ・パテル元国防長官秘書室長(44)が指名された。トランプ氏はこの日、SNSに「パテル氏は優秀な弁護士であり捜査官」とし「米国優先主義の戦士」と評価した。

パテル氏はトランプ政権1期目で国家情報局副局長、ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)対テロ上級部長など安保の要職を務めた。1期目の最後の数カ月間、国防総省が長官職務代行体制で運営された際、長官の秘書室長だった。当時、バイデン次期政権へ業務移譲を妨害して論議を呼んだ人物だ。

BBCによると、インド系2世のパテル氏はトランプ氏に関する児童本も書いた。『王に対する陰謀』は悪党ヒラリー・クイーントンがドナルド王を廃位しようとする内容で、王は魔術師カシュの助けを受ける。ヒラリー・クイーントンは2016年に民主党大統領選候補だったヒラリー・クリントン元国務長官、ドナルド王はドナルド・トランプ前大統領、魔術師カシュは本人を表している。



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