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米司法長官指名者に売買春疑惑…女性2人に27回送金

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
第2次トランプ政権の司法長官に指名されたマット・ゲーツ元下院議員が過去1年6カ月間に数十回にわたり2人の女性に1万ドル(約155万円)以上を送金していたことが下院の調査で明らかになった。

ワシントン・ポストが20日に伝えたところによると、下院倫理委員会が確保した記録にはゲーツ氏がペイパルやベンモなどモバイルアプリケーションを利用して2017年7月から2019年1月まで合計27回にわたり1万ドル以上を2人の女性に支給した内訳が含まれていた。

2人の女性は倫理委の非公開調査で、受け取った金の一部は性関係の対価だと証言したという。


このうち1人は、2017年7月にフロリダのある豪華住宅で開かれたパーティーで、ゲーツ氏が当時17歳で未成年だった自分の友人と性関係に及ぶ場面を目撃したと証言した。

これに対してトランプ氏の政権移行チームのアレックス・ファイファー報道官は「司法省はゲーツ氏の金融取引の大部分を調べたが犯罪状況はないという結論を下した」と反論した。

具体的な証拠と証言が盛り込まれた倫理委の調査結果が公開されるかは未知数だ。

ゲーツ氏が司法長官指名直後に下院議員を辞任したためだ。共和党は調査対象議員が辞任した場合には倫理委の管轄権がなくなるため、調査を終結し報告書を非公開にしなければならないと主張している。

当初この報告書は15日に公開される予定だったが、下院議員だったゲーツ氏は司法長官指名が発表された13日に辞表を提出した。

下院倫理委はこの日午前に非公開会議を開いたが共和党と民主党の委員が対立した末に結論を出すことができなかった。

これに対し倫理委員である民主党のスーザン・ワイルド下院議員は「委員長の説明が非公開にすることで合意したという意味と受け止められないよう望む。合意したことはない」と説明した。

ABC放送によると、下院倫理委は共和党と民主党各5人で構成されるが、何回も投票で賛否が5対5の同率となったという。倫理委は報告書を完成した後、12月に再び公開の可否を議論する予定だ。

ゲーツ氏を指名したトランプ次期米大統領も承認手続きを控え援護射撃に出た。

トランプ氏がワシントンに急派したバンス次期副大統領はこの日ゲーツ氏とともに共和党所属上院議員に順に会い支持を呼び掛けた。

ゲーツ氏は面談で具体的な内容を釈明することはなかったが、自身が起訴されなかった点を強調し、提起された疑惑は虚偽として公聴会で自身の主張をする機会を求め訴えたという。



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