広域・基礎議会の男性議員たちの顔を既存のわいせつ物と合成する方法で作成されたディープフェイク写真が当事者である議員に送りつけられる事件が発生している。写真を入れた電子メールには、議員たち脅迫しようという意図とみられる内容のメッセージも入っている。議員たちは捜査依頼のために被害事例を集める一方、政党・議会次元の対応策も苦心している。
◇ターゲットになった男性議員「住民・家族の誤解が怖い」
釜山東区(プサン・トング)議会のキム・ヒジェ議員は10日、中央日報の電話取材に対して「ベッドの上に裸になって女性と横になっている男性の姿に私の顔の写真を合成した画像ファイルを最近受け取った」と明らかにした。ファイルが添付された電子メールが届いたのは2日午前1時ごろ。電子メール本文には「お前の犯罪証拠を持っている。どんな影響が及ぶのかよく分かるはずだ。すぐに連絡がほしい」という内容が記されていた。キム議員は同じ内容の電子メール・文字メッセージを受け取った議員の被害状況を総合している。
実際同じような被害事例がソウルと仁川(インチョン)、大田(テジョン)などの広域・基礎議会で続出している。ソウル江西区(カンソグ)議会の金民錫(キム・ミンソク)議員は先月「不法な技術が誰かの名誉と人格を踏みにじる現実が衝撃的だ」という内容の声明を出した。金議員がこのような声明を出したのは、ソウル地域の市・区議員など5人が合成わいせつ物の動画公開を口実に暗号貨幣を要求する脅迫性の電子メールを受け取ったためだ。
仁川西区(インチョン・ソグ)と桂陽区(ケヤング)、延寿区(ヨンスグ)議会所属の基礎議員5人も合成わいせつ物の流布を暗示して金品を要求する内容の電子メールを受け取った。このうち1人が返事を送ったところ「5万USDT暗号貨幣(ドル貨幣と連動する暗号貨幣)だけを受け取る。金だけが望みだ、金を受け取ればすべてのことをお前に渡す」という内容の回答が返ってきたという。大田市(テジョンシ)議員6人も同じ内容の電子メールを受け取ったことが把握された。
被害議員の話を総合すると、このような脅迫性のメールは主に40代中盤前後の若手議員に与野党関係なく送られてきた。合成物の製作には選挙時あるいは議会公式サイトなどに公開された写真が使われた。まだ女性議員の被害事例は確認されていないという。釜山東莱区(トンネグ)議会のチョン・ドゥヒョン議員は「合成された写真であることは調べればすぐに分かる水準だ。だが、地方区住民や、特に家族に子どもがいる場合、(合成写真を)誤解したり衝撃を受けたりする場合がある」とし「これによって議院活動にも悪い影響が懸念される」と話した。
◇専門家「政党次元の対応が必要」
議員は合同捜査を依頼するために被害事例を総合している。個別に通報を終えた議員もいる。電子メールを受け取った直後に通報した釜山北区議会のある議員は「電子メールが済州から送られたことが確認される」という内容の回答を受けた。事件は済州警察庁に移行された。
釜山経済大学政治外交学科のチャ・ジェグォン教授は「顔と連絡先が公開されている政治家の場合、引き続きこのような犯行対象になり得る。選挙など敏感な次期にこのようなことが起きれば混乱が非常に大きくなる」としながら「政党次元で申告センターなどを運営して迅速な捜査・処罰が行われるということを刻印させる必要があるように思われる」と助言した。
◇ターゲットになった男性議員「住民・家族の誤解が怖い」
釜山東区(プサン・トング)議会のキム・ヒジェ議員は10日、中央日報の電話取材に対して「ベッドの上に裸になって女性と横になっている男性の姿に私の顔の写真を合成した画像ファイルを最近受け取った」と明らかにした。ファイルが添付された電子メールが届いたのは2日午前1時ごろ。電子メール本文には「お前の犯罪証拠を持っている。どんな影響が及ぶのかよく分かるはずだ。すぐに連絡がほしい」という内容が記されていた。キム議員は同じ内容の電子メール・文字メッセージを受け取った議員の被害状況を総合している。
実際同じような被害事例がソウルと仁川(インチョン)、大田(テジョン)などの広域・基礎議会で続出している。ソウル江西区(カンソグ)議会の金民錫(キム・ミンソク)議員は先月「不法な技術が誰かの名誉と人格を踏みにじる現実が衝撃的だ」という内容の声明を出した。金議員がこのような声明を出したのは、ソウル地域の市・区議員など5人が合成わいせつ物の動画公開を口実に暗号貨幣を要求する脅迫性の電子メールを受け取ったためだ。
仁川西区(インチョン・ソグ)と桂陽区(ケヤング)、延寿区(ヨンスグ)議会所属の基礎議員5人も合成わいせつ物の流布を暗示して金品を要求する内容の電子メールを受け取った。このうち1人が返事を送ったところ「5万USDT暗号貨幣(ドル貨幣と連動する暗号貨幣)だけを受け取る。金だけが望みだ、金を受け取ればすべてのことをお前に渡す」という内容の回答が返ってきたという。大田市(テジョンシ)議員6人も同じ内容の電子メールを受け取ったことが把握された。
被害議員の話を総合すると、このような脅迫性のメールは主に40代中盤前後の若手議員に与野党関係なく送られてきた。合成物の製作には選挙時あるいは議会公式サイトなどに公開された写真が使われた。まだ女性議員の被害事例は確認されていないという。釜山東莱区(トンネグ)議会のチョン・ドゥヒョン議員は「合成された写真であることは調べればすぐに分かる水準だ。だが、地方区住民や、特に家族に子どもがいる場合、(合成写真を)誤解したり衝撃を受けたりする場合がある」とし「これによって議院活動にも悪い影響が懸念される」と話した。
◇専門家「政党次元の対応が必要」
議員は合同捜査を依頼するために被害事例を総合している。個別に通報を終えた議員もいる。電子メールを受け取った直後に通報した釜山北区議会のある議員は「電子メールが済州から送られたことが確認される」という内容の回答を受けた。事件は済州警察庁に移行された。
釜山経済大学政治外交学科のチャ・ジェグォン教授は「顔と連絡先が公開されている政治家の場合、引き続きこのような犯行対象になり得る。選挙など敏感な次期にこのようなことが起きれば混乱が非常に大きくなる」としながら「政党次元で申告センターなどを運営して迅速な捜査・処罰が行われるということを刻印させる必要があるように思われる」と助言した。
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