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パリ五輪で“性別騒動”アルジェリアのボクサー、生物学的な男と判明

ⓒ 中央日報日本語版

性別騒動に巻き込まれたアルジェリアのボクサー、イマネ・ケリフが9日午後(現地時間)、フランスのスタッド・ローラン・ギャロスで行われた2024パリ五輪女子ボクシング66キロ級決勝戦で、勝利後セレモニーを行っている。[写真 五輪写真共同取材団]

​2024年パリ五輪の女子ボクシング66キロ級の金メダリストで、試合中にずっと性別論争に巻き込まれていたアルジェリアボクシング選手のイマネ・ケリフが生物学的に男だという医療報告書が流出した。



​5日(現地時間)、ヒンドゥスタン・タイムズ、ザ・タイムズ・オブ・インディアなど外信によると、フランスのジャーナリスト、ジャファル・アイト・アウディア氏が確保した文書を通じて、ケリフは内部の睾丸とXY染色体を持っていることが分かった。特に、ケリフは5-アルファ還元酵素の欠乏障害があることが明らかになったが、これは男性に限って発見される。


​フランス・パリのル・クレムラン・ビセートル病院とアルジェリアのモハメド・ラミン・ドゥアキン病院の専門家らは昨年6月、同報告書を作成した。報告書では、ケリフの生物学的な特性、例えば、内部睾丸の存在と子宮の不在などについて説明する。

​ケリフはXY染色体を持っていることが明らかになり、昨年、国際ボクシング協会(IBA)を通じてインド・ニューデリーで開かれる世界選手権の金メダル競技への参加が禁止された。

​しかし、国際オリンピック委員会(IOC)は偏向判定と審判買収、賄賂などを理由にIBAを2020東京五輪から退出させ、パリボクシングユニット(PBU)というIOC傘下の別途機構を作って運営してケリフを女性と認めた。その結果、2024年パリ五輪で女子ボクシング66キロ級の金メダルを獲得した。 

五輪後でも相次ぐ性別騒動を受け、ケリフは法的対応に乗り出したことがある。ケリフは「他の女性と同様に私は女性であり、女性として生まれて女性として生きてきた」として自身に性別疑惑を呼び起こした小説『ハリー・ポッター』を書いたJ・K・ローリング氏、テスラのイーロン・マスクCEO(最高経営者)などをオンラインいじめ疑惑で告訴した事実が今年8月に知らされた。



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