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<大リーグ>初の韓国系MVP誕生…大谷を抑えて新たな歴史築く

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
LAドジャースがニューヨーク・メッツを退け、4年ぶりにワールドシリーズ(WS)進出を決めた。勝利の主役は韓国系選手のトミー・ヒョンス・エドマン(29)だった。

ドジャースは21日(日本時間)、米カリフォルニア州ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われた2024米プロ野球メジャーリーグ(MLB)ナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ(NLCS)第6戦でニューヨーク・メッツに10対5で勝利した。これを受け、ドジャースは4年ぶりに通算8度目のワールドシリーズ優勝に挑戦する。名門のニューヨーク・ヤンキースとドジャースのワールドシリーズ対決も43年ぶりに実現することになった。

NLCS第6戦のヒーローはエドマンだった。エドマンはこの日、4番・遊撃手で先発出場し、2点本塁打を含む5打数2安打4打点と大活躍した。エドマンはNLCS6試合で27打数11安打(打率4割0分7厘)、1本塁打、11打点、OPS(出塁率+長打率)1.023をマークし、今シリーズの最優秀選手(MVP)に選ばれた。韓国系の選手がポストシーズンのMVPに選ばれたのは今回が初めて。


MLBドットコムは「ドジャースは大谷翔平、ムーキー・ベッツなどに10億ドル(約1500億円)以上を投資したが、チャンピオンシップシリーズで先頭を走っている打者は予想できなかった選手」とエドマンを紹介した。続いて「シーズン途中に移籍してポストシーズンMVPになったのはエドマンが歴代12人目」と伝えた。手首と足首のけがのため負傷者リストに入ったまま今シーズンの開幕を迎えたエドマンは7月末にセントルイス・カージナルスからドジャースに移籍した。

エドマンは韓国出身の移民者クァク・ギョンアさんと米国人の父ジョン・エドマンさんの間に生まれた韓国系米国人。韓国名はクァク・ヒョンスで、祖母が名付けたという。

エドマンは太極マークを付けてプレーした履歴もある。エドマンは昨年開催されたワールドベースボールクラシック(WBC)に韓国代表のメンバーとして出場した。父母のうち一人の出生地で出場国を決定できるWBC規定のためだ。2006年の初代WBC以降、韓国国籍でない選手が韓国代表に入ったのはエドマンが初めてだ。

エドマンはスタンフォード大学に在学中だった2016年、新人ドラフト第6ラウンドでセントルイス・カージナルスに指名された。マイナーリーグを経て2019年にメジャーデビューしたエドマンは、2021年にポジション別の最高守備選手に授与されるゴールドグラブ賞(ナショナルリーグ二塁手)を受賞した。



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