ウクライナのゼレンスキー大統領が17日(現地時間)、北朝鮮軍がすでにロシアが占領しているウクライナ領土に配置されていると明らかにした。
ゼレンスキー大統領は同日午後、ベルギー・ブリュッセルのEU首脳会議に出席した後の記者会見で、ウクライナ情報当局の話として、「地上軍と技術者など様々な種類の人材を合わせて、北朝鮮がロシアを助けるために計1万人を準備させている」と主張した。それとともに「一部の将校たちはすでに(ロシアによって)占領されたウクライナ領土に配置されている」と述べた。また「これはロシアが兵力損失を埋めるために取った措置」とし「特に、ロシア内の動員令に対する世論が良くなく、他の国を参加させようとするもの」と指摘した。
これを受け、ロシアのクレムリン宮は「偽ニュース」と一蹴した。露紙vzglyadは国連のコンスタンティン・ドルゴフ前ロシア次席大使を引用して「ウクライナ紛争に北朝鮮が介入しているという『神話』がウクライナに必要だった」と報じた。
英BBCなど外信は、北朝鮮軍がウクライナ戦争を通じて新しい兵器をテストし、将校たちの現代戦準備状態を点検する機会を得たと伝えた。
特に、韓国と北朝鮮の軍事的緊張が高まる時点で、北朝鮮が戦争経験を積むのは韓半島(朝鮮半島)で軍事態勢の強化を意味するとも強調した。
外信と専門家らは、北朝鮮がロシア・ウクライナ戦争を実戦経験の機会として活用しようとしていると分析した。韓国戦争(朝鮮戦争、1950~53)以来70年間、大規模戦闘に投入されたことのない北朝鮮軍がロシア派兵を通じて無人機(ドローン)活用のような現代戦経験を得て、この「ノウハウ」を韓国に使おうとするという指摘だ。
外信は実際に北朝鮮軍が投入されても戦況に及ぼす役割は大きくないとみている。BBCは軍事専門家の発言を引用して「ロシア軍隊は自国収監者を戦線に投入して活用することさえ容易ではなかった」とし「さらに北朝鮮軍はロシア語も話せず、実戦戦闘の経験もほとんどない」と指摘した。
北朝鮮軍は、韓国戦争後海外で大規模な戦場に全面的に投入されたことがない。その代わり、友好国のための兵器支援と軍事援助に力を注いだ。参戦のために兵力を直接派遣した事例は指に数えるほどだ。ベトナム戦争(1960~75)と第四次中東戦争(1973年)当時、それぞれ北ベトナムとエジプトを支援するために戦闘機操縦士を派遣し、シリア内戦(2011~)当時、政府軍を助けるために2つの戦闘部隊を送っただけだ。
峨山(アサン)政策研究院のヤン・ウク研究委員は「北朝鮮がウクライナに地上軍を派兵するなら、数十年ぶりに初めて行う主要戦闘になるだろう」とし「これは北朝鮮軍将校たちにドローンなどを活用した現代戦のサンプルを得る機会」と伝えた。北朝鮮軍のロシア派兵が事実上、ロシア支援よりは北朝鮮軍の戦闘力向上に重点を置いているという解釈だ。
北朝鮮は、ウクライナ戦争を自国産兵器の品質改善の場としても活用している。米国はウクライナ戦争で北朝鮮が開発した短距離弾道ミサイル(SRBM)「KN23」を使用したと明らかにしたが、戦場活用の結果を通じて北朝鮮製ミサイルの高度化および性能改善が早まると見ている。
BBCは、北朝鮮軍のロシア派兵が事実と判明すれば、これまで西側同盟国の間でタブー視されていた北大西洋条約機構(NATO)兵力のウクライナ派兵が再び議論される可能性があると分析した。NATOは、ロシアとNATO間の直接衝突を懸念し、ウクライナ派兵に否定的だった。BBCは「数千人の北朝鮮軍がロシアのために戦うという報道が事実なら、ウクライナに外国軍が投入されたという事実をプーチンが反論できないだろう」と伝えた。
NATOのマルク・ルッテ事務総長は同日、ベルギーのブリュッセルで開かれた記者会見で、「現段階で(北朝鮮軍派兵説が)事実かどうかを確認できない」と慎重な立場を示しながらも、「慎重に懸念されているという点は変わらない」と明らかにした。
現在、戦線ではロシアの優位が続いている。同日、ロシア国防省はウクライナ東部のドネツク州クラスノヤルスクとルハンスク州ネウスケを占領したと明らかにした。特に、クラスノヤルスクは、ウクライナ軍の兵站拠点であるポクロフスクから南東に10キロメートル離れている。ネウスケは、ルハンスク州とハルキウ州の境界にある村で、クラスニーリマンとスラビャンスク攻勢のための橋頭堡だとRIAノーボスチ通信は伝えた。
ゼレンスキー大統領は同日午後、ベルギー・ブリュッセルのEU首脳会議に出席した後の記者会見で、ウクライナ情報当局の話として、「地上軍と技術者など様々な種類の人材を合わせて、北朝鮮がロシアを助けるために計1万人を準備させている」と主張した。それとともに「一部の将校たちはすでに(ロシアによって)占領されたウクライナ領土に配置されている」と述べた。また「これはロシアが兵力損失を埋めるために取った措置」とし「特に、ロシア内の動員令に対する世論が良くなく、他の国を参加させようとするもの」と指摘した。
これを受け、ロシアのクレムリン宮は「偽ニュース」と一蹴した。露紙vzglyadは国連のコンスタンティン・ドルゴフ前ロシア次席大使を引用して「ウクライナ紛争に北朝鮮が介入しているという『神話』がウクライナに必要だった」と報じた。
英BBCなど外信は、北朝鮮軍がウクライナ戦争を通じて新しい兵器をテストし、将校たちの現代戦準備状態を点検する機会を得たと伝えた。
特に、韓国と北朝鮮の軍事的緊張が高まる時点で、北朝鮮が戦争経験を積むのは韓半島(朝鮮半島)で軍事態勢の強化を意味するとも強調した。
外信と専門家らは、北朝鮮がロシア・ウクライナ戦争を実戦経験の機会として活用しようとしていると分析した。韓国戦争(朝鮮戦争、1950~53)以来70年間、大規模戦闘に投入されたことのない北朝鮮軍がロシア派兵を通じて無人機(ドローン)活用のような現代戦経験を得て、この「ノウハウ」を韓国に使おうとするという指摘だ。
外信は実際に北朝鮮軍が投入されても戦況に及ぼす役割は大きくないとみている。BBCは軍事専門家の発言を引用して「ロシア軍隊は自国収監者を戦線に投入して活用することさえ容易ではなかった」とし「さらに北朝鮮軍はロシア語も話せず、実戦戦闘の経験もほとんどない」と指摘した。
北朝鮮軍は、韓国戦争後海外で大規模な戦場に全面的に投入されたことがない。その代わり、友好国のための兵器支援と軍事援助に力を注いだ。参戦のために兵力を直接派遣した事例は指に数えるほどだ。ベトナム戦争(1960~75)と第四次中東戦争(1973年)当時、それぞれ北ベトナムとエジプトを支援するために戦闘機操縦士を派遣し、シリア内戦(2011~)当時、政府軍を助けるために2つの戦闘部隊を送っただけだ。
峨山(アサン)政策研究院のヤン・ウク研究委員は「北朝鮮がウクライナに地上軍を派兵するなら、数十年ぶりに初めて行う主要戦闘になるだろう」とし「これは北朝鮮軍将校たちにドローンなどを活用した現代戦のサンプルを得る機会」と伝えた。北朝鮮軍のロシア派兵が事実上、ロシア支援よりは北朝鮮軍の戦闘力向上に重点を置いているという解釈だ。
北朝鮮は、ウクライナ戦争を自国産兵器の品質改善の場としても活用している。米国はウクライナ戦争で北朝鮮が開発した短距離弾道ミサイル(SRBM)「KN23」を使用したと明らかにしたが、戦場活用の結果を通じて北朝鮮製ミサイルの高度化および性能改善が早まると見ている。
BBCは、北朝鮮軍のロシア派兵が事実と判明すれば、これまで西側同盟国の間でタブー視されていた北大西洋条約機構(NATO)兵力のウクライナ派兵が再び議論される可能性があると分析した。NATOは、ロシアとNATO間の直接衝突を懸念し、ウクライナ派兵に否定的だった。BBCは「数千人の北朝鮮軍がロシアのために戦うという報道が事実なら、ウクライナに外国軍が投入されたという事実をプーチンが反論できないだろう」と伝えた。
NATOのマルク・ルッテ事務総長は同日、ベルギーのブリュッセルで開かれた記者会見で、「現段階で(北朝鮮軍派兵説が)事実かどうかを確認できない」と慎重な立場を示しながらも、「慎重に懸念されているという点は変わらない」と明らかにした。
現在、戦線ではロシアの優位が続いている。同日、ロシア国防省はウクライナ東部のドネツク州クラスノヤルスクとルハンスク州ネウスケを占領したと明らかにした。特に、クラスノヤルスクは、ウクライナ軍の兵站拠点であるポクロフスクから南東に10キロメートル離れている。ネウスケは、ルハンスク州とハルキウ州の境界にある村で、クラスニーリマンとスラビャンスク攻勢のための橋頭堡だとRIAノーボスチ通信は伝えた。
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