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プーチン大統領「戦争になれば軍事援助」 朝ロ条約批准法案を下院提出

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

金正恩委員長、プーチン大統領(右)

ロシアのプーチン大統領が14日(現地時間)、ロシアと北朝鮮が6月に締結した「包括的戦略パートナーシップ条約」(朝ロ条約)批准に関する法案を下院に提出した。

タス通信などによると、6月19日に平壌(ピョンヤン)で締結されたロシア連邦と北朝鮮の包括的戦略パートナーシップに関する条約を批准するという内容の連邦法案がこの日、下院の電子データベースに掲示されたと報じた。

これは、6月にプーチン大統領が北朝鮮を国賓訪問した際、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と首脳会談をした後に締結した朝ロ条約の効力を発生させるためだ。ロシアで条約批准手続きは下院を通して進行される。


北朝鮮は今月7日に最高人民会議を開催すると予告した。まだ最高人民会議に関連した報道は出ていないが、朝ロ条約の批准に関心が集まっている。

下院データベースには朝ロ条約全文の写本も載せられた。この条約には双方のどちらか一方が武力侵攻を受けて戦争状態になれば、他方が国連憲章第51条と北朝鮮・ロシアの法に準じて遅滞なく軍事援助を提供するという内容が含まれている。これに対して朝ロが軍事同盟レベルに関係を引き上げたという評価が出ている。

このほか朝ロ条約には国際舞台と多極化した新しい世界秩序での協力、食料・エネルギー・情報通信技術分野の対処協力、貿易・投資・科学技術分野の協力など複数の分野で緊密な連携を強める内容が盛り込まれた。また「この条約は批准されなければならず、批准書が交換された日から効力を持つ」という内容と「無期限の効力を持つ」という内容も明示されている。

ロシアと北朝鮮はこの条約を締結した後、全方向で協力を強化してきた。

ロシアのショイグ国家安全保障会議書記は先月、平壌を訪問し、金委員長と会った。北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相もロシアを訪問してラブロフ外相と会った後、ユーラシア女性フォーラムに出席するなど、朝ロ高官交流も活発に行われている。

北朝鮮がロシアにウクライナ「特別軍事作戦」に必要な弾薬など武器を提供しているという疑惑も絶えず出ている。最近はウクライナ側が、北朝鮮がウクライナにロシア軍を支援する兵力を派兵した、と主張した。

また、北朝鮮が韓国の無人機が平壌上空に侵入して対北朝鮮ビラをまいたと主張していることに関連し、ロシア外務省のザハロワ報道官は韓国政府を批判して朝ロの密着を誇示した。ザハロワ報道官はこの日の声明で、この事件について「北朝鮮に対する主権侵害であり内政干渉」と主張した。



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