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「驚くべき秘密の墓が発見」…映画『インディ・ジョーンズ』のロケ地・ヨルダンの遺跡ペトラで発掘

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ペトラの資料写真[Pixabay]

「新・世界七不思議」の一つとされるヨルダンの都市遺跡ペトラで2000年前の息吹を感じられる完全な形の秘密の墓が発見された。

12日(現地時間)、CNN放送によると、米国のピアース・ポール・クリースマン博士の率いる考古学研究チームは、古代遊牧民族であるナバテア族が建設したペトラから秘密の墓を発掘したと明らかにした。

最も精巧な遺跡とされる「アル・カズナ」(「宝物殿」を意味するアラビア語)の地下の左側からは2003年に2つの墓が発見されている。アル・カズナは赤い砂岩の山を削って作った墓で、映画『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989年)の背景になった場所だ。


クリースマン博士は、ここにまた別の墓室が存在するとみた。そこで、今年初めに遠隔感知技術を動員し、21年前に墓が発見されたアル・カズナ地下の左側の物理的特徴が右側と一致するかどうかを確認した。

その結果、左側と右側の物理的特性が非常に似ており、研究チームはヨルダン政府にアル・カズナの地下に対する発掘作業を要請した。その後、8月ディスカバリーチャンネルの『エクスペディション・アンノウン』(Expedition Unknown)の制作チームとともに本格的に発掘に乗り出し、驚くべき光景を目撃した。

古代ナバテア族の遺跡であるペトラではこれまでほとんど空いていたり毀損されたりした墓だけが発掘されたが、今回新たに発見された墓室は人の手が届かなかったような原型がそのまま残っていた。12人の遺体に当たる遺骨をはじめ、銅と鉄のついた陶磁器材質の副葬品が完璧に保存されていた。

クリースマン博士は「アル・カズナの下から出てきたものは紀元前4世紀から紀元後1世紀まで復興した遊牧民族ナバテア王国時代を理解するのに役立つ珍しい遺物」と説明した。

ディスカバリーチャンネルの司会者であるジョシュ・ゲイツ氏は「非常に珍しい発見」とし「考古学者がペトラを研究してきた2世紀の間、これと似たものが発見されたことはない」と話した。



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