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北朝鮮「国境砲兵部隊に射撃態勢指示」…金与正氏、二日連続で談話出して韓国に威嚇(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
金副部長は前日「われわれの首都上空で大韓民国の無人機が再び発見されるその瞬間、凄惨な惨事は必ず起きるであろう」と警告したが、総参謀部のこのような決定も同日行われた。これに先立ち、北朝鮮は11日、韓国の無人機が3回にわたり平壌上空に入ってきてビラを散布したとし、写真まで公開した。

総参謀部が「即時的な特定対象物打撃」に言及したのは、韓国から無人機が飛来した場合には撃墜するという意味だとみられる。武力衝突拡大への可能性については、韓国が比例的な対応などに出て戦争拡大に至る状況などを想定したものである可能性が高い。

これに関し、金副部長は談話で「(軍事行動の)その時間は我々が決定するのではない」と圧迫した。また、韓国軍が「北朝鮮の主張に対する事実関係を確認することはできない」と公式コメントを出したことについては「『確認することはできない』主権侵害挑発が繰り返されても、それが戦争勃発につながっても、彼らにはいかなる責任もないということを公開的に宣言したことと同じ」とした。間髪入れずに総参謀部が実戦態勢を完備したと明らかにしたのは、このような金副部長の威嚇が虚言ではない点を強調しようとするねらいがあるとみられる。


実際、金副部長は総参謀部の指示が公開された直後に談話を出して「最大の忍耐心を持って、最後の通告として一度の機会を与えてやった我が国と人民に対する許すまじき極悪の挑戦」としながら「くたばる瞬間まで空威勢を張りながら消えていく奴ら」と罵言を浴びせた。あわせて「他国の領空を侵す挑発行為の再発防止を確実にするために、すぐにでも動かなくてはならない」と主張した。

北朝鮮は今回の事件を住民の韓国への敵愾心をあおるための手段として利用しようとする狙いを隠さないでいる。北朝鮮はこの日住民たちが読む労働新聞1面に、金副部長の談話を掲載して「全国が怒りの活火山に変わった」という住民の反応を伝えた。

特に韓国無人機が撒いたビラとして写真まで公開した。モザイクを入れて処理してあるものの、拡大すると金正恩の婦女がブランド品で美しく着飾っている内容であることを確認することができる。北朝鮮政権が「最高尊厳冒涜(ぼうとく)」を含んだビラまで異例の公開をしたことは、これを通じて得るものが失うものよりも大きいと判断したからだとみられる。

申源湜(シン・ウォンシク)国家安全保障室長は13日、KBS(韓国放送公社)『日曜診断』に出演して「北朝鮮が体制脅威を拡大・強調するほうが内部統制に利点があると判断した」と解釈した。また「北朝鮮が自殺を決心しないようなら、戦争を起こすことはないだろう」とした。国防部もこの日コメントを出して「我が国民の安全に危害を加えるなら、その日がまさに北朝鮮政権の終わりになることを明確に警告する」と強調した。


北朝鮮「国境砲兵部隊に射撃態勢指示」…金与正氏、二日連続で談話出して韓国に威嚇(1)

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