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北朝鮮「国境砲兵部隊に射撃態勢指示」…金与正氏、二日連続で談話出して韓国に威嚇(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長

韓国無人機が平壌(ピョンヤン)上空に浸透したとし「凄惨な惨事」など報復を予告した北朝鮮が、国境線付近の部隊に完全射撃準備態勢を整えるよう指示を受けた事実を公開した。特に戦時編成として完全武装した兵力を配置したと明らかにして、臨戦態勢を整えた点を示唆した。

金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の妹である金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長も二日連続談で話を発表し、韓国に対して「戦争勃発の導火線に、ついに火を付けようとする特大型犯罪行為」を犯したと非難した。

13日、北朝鮮の対外メディアである朝鮮中央通信によると、朝鮮人民軍国防省報道官はこの日、「国境線付近の砲兵連合部隊と重要火力任務が課されている部隊に、完全射撃準備態勢を整えるように10月12日付で総参謀部の作戦予備指示が通達されたことについて公開」した。作戦予備指示の主要な内容は▽戦時編成に従って完全武装した8個の砲兵旅団を▽13日午後8時までに射撃待機態勢に転換させて▽各種作戦保障事業を完了すること--だ。総参謀部は「各級部隊、区分隊が監視警戒勤務を強化すること」を指示したとも通信は伝えた。


通信の報道は13日午後10時を越えた時刻に伝えられたが、作戦予備指示として提示した時間がこの日午後8時である点を考慮すると、すでに該当の措置は完了した後と推定される。北朝鮮が言及した戦時編成は、兵力と装備を戦時基準に充填して「完編」したという意味ではないかとみられる。一言で、戦闘準備態勢が完了したという意味だ。

北朝鮮が射撃待機態勢に転換したと明らかにした8個の砲兵旅団は、主に170ミリ自走砲、240ミリロケット砲など長射程砲を運用する前方部隊とみられる。

◇金副部長「韓国無人機が再来すれば凄惨な惨事になるだろう」…南北緊張を高める

首都圏を狙う任務を担当する部隊として、韓国軍内外では今回北朝鮮が言及した砲兵旅団が改良型240ミリロケット砲、「火星(ファソン)11ラ型」を管轄しているという見方が相当数ある。

北朝鮮は今回の措置が「韓国発無人機潜入」に対する対応である点を明確にした。総参謀部は「韓国発無人機の我が国国境および首都上空侵犯追加挑発に対する可能性が高いと予測」するとし、「再挑発確認時には、敵の特定対象物を即時打撃しなければならない状況、これによって武力衝突に拡大する可能性を排除できない状況を仮定した」と理由を説明した。これを受けて「各級部隊がそれぞれ異なる事態の発展に徹底的に対処することができるように、それぞれの方面の準備態勢を整えるようにするための該当事業を進めた」ということだ。


北朝鮮「国境砲兵部隊に射撃態勢指示」…金与正氏、二日連続で談話出して韓国に威嚇(2)

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