半導体業界によると、最近のサムスン半導体内部会議でこうした警告が何度か出ているという。「高帯域幅メモリー(HBM)のような技術リーダーシップも重要だが、今は中国半導体が問題」ということだ。中国メモリーの市場進入による衝撃が予想以上に大きいことが明らかになり、サムスン内部でも関連問題とその対応が集中的に議論されたという。危機を迎えているサムスン電子に「中国メモリー空襲」が本格化しているということだ。サムスン電子はこの日の株式市場で前日比2.32%下落した5万8900ウォンで取引を終え、1年7カ月ぶりに終値基準で6万ウォンを割った。
米中対立の中で技術の蓄積に注力してきた中国メモリー半導体企業は今年から「使える旧型チップ」を大量に出し、サムスンが圧倒してきた市場を蚕食し始めた。