ＨＤ現代（ヒョンデ）重工業が独自開発した２３００トン級潜水艦を前面に出し欧州の防衛産業市場攻略に出る。

ＨＤ現代重工業は８日にポーランドのワルシャワで、「ポーランド海軍と造船産業に向けた韓国とポーランド協力の新時代」をテーマにプロモーションデーを開催した。

今回の行事はポーランド海軍の潜水艦近代化事業である「オルカプロジェクト」の入札を控えて開かれた。ＨＤ現代重工業は独自に開発した２３００トン級輸出用潜水艦「ＨＤＳ２３００」とトータルソリューションを公開した。


オルカプロジェクトはＨＤ現代重工業をはじめ、ドイツ、フランス、スウェーデン、スペインなど各国の企業が激しい競争を繰り広げている。ＨＤ現代重工業は３０００トン級潜水艦ＫＳＳⅢＰと２３００トン級潜水艦ＨＤＳ２３００の２つのプラットフォームを提案した状態だ。

行事には世界的潜水艦メーカーである英バブコックインターナショナルとＬＩＧネクスワンもともに参加し、潜水艦に搭載される主要システムとソリューションを紹介した。

ポーランド企業との協力強化案も議論された。ＨＤ現代重工業はポーランドのグダニスクのレモントワ造船所と共同維持・保守・整備（ＭＲＯ）に向けた業務協約を締結した。このほかエネルギー企業のＰＧＨ２と水素エネルギー分野協力を拡大することで合意した。

ＨＤ現代重工業のチュ・ウォンホ特殊船事業代表（副社長）は「ＨＤ現代重工業は世界市場に最高性能の潜水艦を供給するためのあらゆる準備を終えた状況。今回の行事がＨＤ現代重工業の能力と強みを知らせるのを超え、韓国防衛産業の優秀性を証明する契機になるだろう」と明らかにした。