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ウクライナ「北朝鮮軍、ロシアに提供した弾薬の品質管理のため戦線に来た」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ロシアがウクライナを攻撃する時に使った武器にハングルが刻印されている。[フェイスブック キャプチャー]

北朝鮮がロシアに供給した弾薬の品質を管理するために軍人をウクライナ戦線に派遣したと、ウクライナ当局が主張した。



7日(現地時間)のキーウポストによると、ウクライナ虚偽情報対応センター(CCD)のコバレンコ所長は「北朝鮮がロシアに大量に供給した弾薬の品質が落ちるという理由でウクライナ・ドネツク地域に北朝鮮軍を配置した」と主張した。


コバレンコ所長は「ウクライナ情報部によると、北朝鮮軍はロシア軍の弾薬運送に同行しながら発生した問題を記録して、弾薬の配置・保管・使用法を観察する」と伝えた。韓米情報当局は2022年のウクライナ戦争開始以降、北朝鮮が122ミリ砲弾500万発をロシアに支援したと推算している。火星11号ミサイル数十発もロシアに渡ったと伝えられた。

北朝鮮の弾薬とミサイルは品質が劣悪だという評価を受けてきた。ロシア軍が北朝鮮の弾薬を運用して銃や迫撃砲が破損したり、運用人員が負傷したりするケースが続出したと、ウクライナ側は明らかにした。北朝鮮のミサイルも目標地点に到達せず墜落また空中爆発するケースが半分近かったという。

キーウポストは「3日にドネツク地域でウクライナの攻撃によりロシア軍と共に死亡した北朝鮮軍6人は弾薬品質管理チームの一員だった可能性がある」と報じた。別のウクライナ現地メディアは、北朝鮮軍が戦闘に直接参加することはないがロシア軍と戦闘経験を共有した、と伝えた。

韓国国防部は北朝鮮が弾薬とミサイルの供給のほか、正規軍を派遣する可能性もあるとみている。金竜顕(キム・ヨンヒョン)国防部長官は8日、国会国防委員会の国政監査で「ロシアと北朝鮮が軍事同盟に匹敵する相互協約を結んでいるため正規軍を派兵する可能性が非常に高いとみている」と述べた。また「ウクライナでの北朝鮮軍将校・兵士の死傷者発生はいくつかの状況からみて事実である可能性が高いと評価している」と話した。

北朝鮮の武器の品質が劣悪であっても過小評価すべきでないという指摘も出ている。ウクライナの軍関連ウェブサイト「ウクライナ軍事センター」は「(北朝鮮の武器の品質は落ちるが)ウクライナに相当な被害を与えた」とし「北朝鮮は(武器支援の見返りとしてロシアから)ミサイルシステムと衛星、タンクと航空機に関する新しい技術を習得する機会を持つことになった」と指摘した。



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