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韓国とフィリピン「戦略的パートナー関係」に格上げ…修交から75年ぶり

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の国賓訪問を契機に今年修交75周年を迎える韓国とフィリピンの関係が「戦略的パートナー関係」に格上げされた。

フィリピンを国賓訪問している尹大統領は7日、同国のマルコス大統領とマニラの大統領宮で会談し、こうした内容を骨子とした両国の協力強化案に合意した。

1949年に修交した両国が公式な2国間関係を設定し、これと関連した首脳レベルの共同文書を採択したのは今回が初めて。共同宣言文には▽安全保障▽経済協力▽持続可能な成長動力拡充▽人的交流▽地域と国際問題――などの分野で両国間の協力を強化するという内容が盛り込まれた。


尹大統領とマルコス大統領は86年のチェルノブイリ原発事故後に稼動が中断されたフィリピンのバターン原発再稼働に向けた妥当性調査業務協約を締結した。バターン原発は62万1000キロワット規模で建設されたが、チェルノブイリ原発事故後に安全への懸念が大きくなり稼動が止まった。

尹大統領はこの日の首脳会談で、「韓国がアラブ首長国連邦(UAE)に続きチェコの新規原発建設の優先交渉者に選ばれただけにフィリピンと最適な原発パートナーになれる」と強調したと韓国大統領室は伝えた。マルコス大統領は「韓国と積極的に協力することを希望する」と答えた。

今回の首脳会談を契機に韓国はフィリピンに総額20億ドル規模の対外経済協力基金(EDCF)事業も推進することにした。具体的にフィリピンのラグナ湖循環道路事業に9億500万ドル、パナイ・ギマラス・ネグロス島(PGN)海上橋梁建設事業に10億ドルがそれぞれ投入される。2件の事業はEDCFで初めての10億ドル相当の大型事業で、事業規模面でそれぞれ過去1番目と2番目に大きい。



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