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「ハリス氏、中東戦争長引けば打撃」「トランプ氏、選挙訴訟が変数」 [米大統領選D-30」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
--「オクトーバーサプライズ」(10月のサプライズ変数)は何になるだろうか。

カスタグナティ氏=選挙ではいつも「ワイルドカード」が発生する。今回も選挙版図を揺るがすイシューが突出する可能性がある。例えば中東戦争も影響を及ぼしかねない。我々のチームは休戦を模索して次のページに移ることができる能力を見せなければいけない。

フレーザー氏=トランプ氏は自身の法廷訴訟が11月の選挙戦の変数となる可能性がある。今までいくつかの挑戦があったが、うまく対処してきた。しかしトランプ氏に不満を抱く勢力がどんな方法を動員するかを引き続き見守る必要がある。


--2016年の大統領選挙で世論調査と実際の得票率の間に相当な差があった。今回はどうなるだろうか。

カスタグナティ氏=伝統的にトランプ氏は世論調査よりも実際の得票率が少し高かった。我々が看過できない重要な変数だ。全国の支持率はトレンドを参考にする水準で見ればよい。それよりも有意味で重要なのはやはり7大競合州の最終得票率だ。

フレーザー氏=トランプ氏は2016年のヒラリー・クリントン候補、2020年のバイデン候補を相手にした時より、今のハリス氏を相手にした支持率が高い。トランプ氏が2016年の大統領選挙のように大逆転の強力な一発を見せるという証拠だ。

--残りの1カ月間、両陣営の選挙戦略はどこに集中するのか。

カスタグナティ氏=アメリカンフットボールに例えると、今のすべてのタックルとブロッキングは結局、支持層の有権者を投票場に最大限に呼び込むことに焦点を合わせたプレーだ。支持層の有権者に投票の動機を付与することが最も重要だ。

フレーザー氏=地域社会で有権者に会い、一票一票を集める攻撃的キャンペーン活動が最も重要な時だ。

--単刀直入に誰が勝つとみているか。

フレーザー氏=いま選挙はコイントスと考えるほど非常に僅差の勝負だ。ハリス氏が少しリードしているように見えるが、トランプ氏が大勝しても全く驚かない。当然トランプ氏が再選するとみている。

カスタグナティ氏=ハリス氏がラストベルト3カ所と南西部ネバダ州で勝って選挙人団280人を確保して当選するとみている。ノースカロライナとジョージアでも着実に良い流れを見せて280人プラスアルファになるかもしれない。

◆デビッド カスタグネティ=米上下院常任委委員長首席補佐官を務め、2004年の大統領選挙ではジョン・ケリー民主党大統領候補陣営で特別補佐官だった。民主党全国委員会(DNC)で党内選挙管理委の役割をする規則委員会の委員として在職中で、ハリス氏陣営の選挙戦略樹立を助けている。

◆ニコル・フレーザー=コリー・ガードナー元共和党上院議員(コロラド)の元補佐官で、2019年6月から2020年12月までトランプ政権で特別補佐官を務めた。現在トランプ陣営で選挙戦略顧問として活動している。


「ハリス氏、中東戦争長引けば打撃」「トランプ氏、選挙訴訟が変数」 [米大統領選D-30」(1)

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