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ISに拉致されたイラク少数民族の少女、10年ぶりガザ地区で救助

ⓒ 中央日報日本語版

ISに拉致された後に殺害された人質

11歳の時にイスラム国(IS)に拉致されたイラクの少数民族ヤジディ族の女性が10年ぶりにパレスチナ自治区のガザ地区で救出されたと、ロイター通信などが3日(現地時間)報じた。



これによると、イラク外相秘書室長はイラクと米国、イスラエルが介入した4カ月間にわたる秘密作戦の末、ファウジア・シドさん(21)を救出するのに成功し、シドさんは現在イラク北部で家族と共にいると明らかにした。


この秘書室長はガザ地区に対するイスラエルの攻撃など難しい環境のため数回失敗するなど救出過程に困難があったと伝えた。

シドさんの健康は比較的良好だが、長い抑留生活とガザ地区の厳酷な状況により精神的ショックを受けた状態と説明した。

イラクのアル・スダニ首相は国連総会が開かれるニューヨークで米当局者らと共に救出作戦を直接かかわったという。

情報筋はイラク当局者らが数カ月前からシドさんと接触していたとし、シドさんをガザ地区から救出するために米国を通じて彼女の個人情報をイスラエルに送って支援を受けたと伝えた。

ISは2014年、ヤジディ族居住地域のイラク北部を攻撃し、約5000人を殺害、約6000人を拉致する蛮行をした。その後、数年間の努力の末3500人は帰国したが、まだ2600人は行方不明だ。



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