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軽量自走砲、無人機プラットホーム…好調の韓国防衛産業、未来の技術を展示

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

起亜が2日から5日間の日程で忠清南道鶏竜台(ケリョンデ)で開催される「2024大韓民国国際防衛産業展示会」(KADEX2024)」に参加し、革新技術を適用した特殊車両を公開する。 [写真 起亜]

韓国防衛産業企業が国内最大規模で今年初めて開催される「大韓民国国際防衛産業展示会」(KADEX2024)に参加し、無人化技術や次世代武器体系などを公開する。

防衛産業業界によると、起亜・現代ロテム・現代ウィア・大韓航空・韓国航空宇宙産業(KAI)など15カ国・365社が2日から5日間、忠清南道鶏竜台(ケリョンデ)で開催されるKADEX2024に参加した。この展示会は陸軍予備役団体の陸軍協会が主催する。2-4日は関係者を対象にしたビジネスデーが進行され、5、6日は一般人の観覧が可能だ。

参加企業は今回、人の代わりに任務を遂行して人命を保護し、安全に寄与する無人装備を数多く展示する。


起亜は世界で初めて「中型標準車5トン(KMTV)」と「水素軽戦術車両(ATV)」の実物を公開し、小型戦術車(KLTV)3種も展示した。KMTVは水深1メートルの河川を渡るなど厳しい環境の中でも優れた機動性を発揮する。水素燃料電池を動力源とする水素ATVは内燃機関の車両と比べて発熱・騒音が少なく、敵に露出するリスクが低く、迅速に移動できる。起亜の関係者は「軍の安全かつ持続可能な移動を支援する多様な特殊車両を展示した。安全な移動のための軍用特殊車両の開発を通じて軍用モビリティーの未来ビジョンを持続的に提示していきたい」と述べた。

現代ロテムは主力製品群の最新鋭戦車・装甲車技術をはじめ、無人化・電動化など未来戦闘体系ビジョンを提示した。多目的無人車両「HR-シェルパ」の第4世代モデルが代表的な例だ。HR-シェルパは人工知能(AI)・自動運転技術が適用されたが、人の代わりに監視・偵察・戦闘・移送など多様な任務に拡張が可能なのが特徴だ。このほか人命保護技術が搭載された性能改良型K2戦車、車輪型装甲車K808を基盤に下部防護力を強化したペルー輸出型車輪型装甲車も模型で公開した。

現代ウィアは軽量化105ミリ自走砲、車両搭載型81ミリ迫撃砲、走行する車両内から射撃できる「機動型遠隔射撃統制体系(RCWS)」などを公開した。軽量化105ミリ自走砲は2.5トントラックが牽引して使用する必要があったKH178 105ミリ曲射砲の重量を減らし、自動射撃統制装置などを補完して小型戦術車両に搭載した製品だ。車両搭載型81ミリ迫撃砲は現在戦力化運用中の81ミリ迫撃砲IIを活用した武器体系で、戦場に迅速に投入できるよう小型戦術車両に搭載したのが特徴だ。

大韓航空はブラックホーク(Black Hawk)と呼ばれる軍用ヘリコプターUH-60の実物大模型と中高度無人機、AI協同無人機、多連装発射台を基盤とした小型級打撃型無人機などを展示した。また、低観測性無人編隊機、垂直離着陸無人機など多様な無人機プラットホームも展示した。KAIはスリオン(KUH)・小型武装ヘリコプター(LAH)などドローンボット戦闘体系(ARMY TIGER)と連係したヘリコプター・無人機ラインナップを公開した。

一方、大韓航空とLIGネクスワンはこの日、KADEXで「UH-60ヘリコプター性能改良開発協力のための了解覚書(MOU)」を締結したと明らかにした。両社は陸軍・空軍特殊作戦用ヘリコプターの作戦遂行能力を向上するために操縦室を現代化し、任務・航法・生存系統の性能改良を担当する。



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