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北朝鮮、開城工業団地の京義線鉄橋床版も除去…完全撤去に入る

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

北朝鮮の国旗

北朝鮮が最近、開城(ケソン)工業団地へ向かう京義線(キョンウィソン)区間の鉄橋を完全に撤去する作業に入ったことが分かった。北朝鮮が7日の最高人民会議で、憲法改正を通じて金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が指示した南北間関係断絶を明文化すると予想される中、これを具体的な行動で見せているという分析だ。



韓国統一部の当局者は2日、取材陣に対し「最近の衛星写真を見ると、北が京義線鉄道の北側区間のうち(臨津江の支流の)沙川江(サチョンガン)を横切る鉄道用橋梁を撤去したことが分かった」と明らかにした。統一部が分析した民間衛星エアバスの先月23日の写真によると、開城工業団地付近の板門(パンムン)駅に向かう京義線の統一橋と共にある鉄橋の床版がほとんど除去されたまま橋柱だけ残っている。今年2月10日には鉄橋が完全な姿で見えていた。北朝鮮はほぼ同じ時期、京義線陸路に横8列に地雷を埋設し、土砂を高く盛ったりもした。


また統一部は北朝鮮が最高人民会議の承認を経て締結33年目の南北基本合意書を破棄する可能性に注目している。統一部の当局者は「南北基本合意書は(南北を)『国と国の間の関係でなく統一を目指す過程で暫定的に形成される特殊関係』と規定しているだけに、北が主張する『敵対的な二つの国家関係』のために破棄する可能性があるとみている」と話した。

統一部は7月末に平安北道(ピョンアンブクド)・慈江道(ジャガンド)などで発生した水害に関連し「慈江道で相当な人命被害が発生したとみる」と伝えた。民間衛星写真資料によると、慈江道城干郡光明里(ソンガングン・クァンミョンリ)の山間の村は水害で住宅の大部分が埋没した。洪水以前には200軒以上の家屋が密集しているところだった。



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