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イスラエル、レバノン地上戦に突入…イランは弾道ミサイル報復間近(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◇イスラエル、ハマスに続き親イラン勢力を連打

ヒズボラは1日0時ごろに声明を出して、レバノン国境地帯アダイシト、クファルケラなどで国境を横切るイスラエル国防軍の動きを捕らえて攻撃したとAFPなどが報じた。ヒズボラはまた、この日イスラエル・テルアビブ付近にあるモサド本部をミサイルで攻撃した。ただし、ヒスボラのモハマド・アフィフ報道官は声明を通じて「イスラエル国防軍はレバノンの領土に進入していない」とし「イスラエル国防軍と地上で直接衝突してはいないが、そのようにする準備はできている」と明らかにした。

レバノン国境都市の住民は1日0時直後に非常に大きな爆発音が連続で響いたとロイター通信に語った。南部都市であるアイタ・アル=シャアブの空に大きな砲撃の音とともに戦闘ヘリコプター、無人機(ドローン)の音が響き、別の国境都市であるルメイシ上空では繰り返し閃光が走った。首都ベイルートでも大きな爆発音が数回続いた後、巨大な炎と煙の雲が立ち上がった。また、イスラエル国防軍はこの日シリアの首都ダマスカスとレバノン南部に位置したパレスチナ難民キャンプに対する空襲も敢行した。


中東戦争拡大を防ぐための米国の動きも速くなった。米国CNNなどによると、ホワイトハウス高位当局者は「イランがイスラエルを狙って弾道ミサイル発射を準備していて、攻撃が間近に迫ったとみられる」と明らかにした。この当局者はこのようなイランの攻撃準備情況をメディアに公開して「もしイランが直接イスラエルに対する攻撃を敢行する場合、大きな代償を支払うことになるとイランに警告する」と強調した。この当局者はイランの攻撃は今年4月のイスラエルに対する弾道ミサイル攻撃の時と同じ水準になるだろうと予想しながらも、ミサイル迎撃のためのすべての支援を準備中だと説明した。

イランは4月1日イスラエルが在シリア・ダマスカスのイラン領事館に爆撃を加えて、イラン革命防衛隊精鋭コッズ部隊司令官など少なくとも13人が死亡すると、これに対する報復としてイスラエルに数百個のドローンと弾道ミサイルを発射した。イランによる史上初めてのイスラエル本土攻撃だった。当時イスラエルは米国など友好国の助けで多くの攻撃を防ぐことができた。この攻撃から6日経過した4月19日、イスラエルはイラン中部エスファハーン一帯にミサイル数発を発射した。

イラン外務省のナセル・カナニ報道官は「(ヒズボラなどは)イスラエルの攻撃に対抗して自身を防御する力量とパワーがある。レバノンに追加または支援兵力を配置する必要はない」と明らかにしたが、4月と同じ弾道ミサイル攻撃を準備中とみられる。米国シンクタンク「クインシー研究所」のトリタ・パルシ副所長は「この時点でイランが反応しないなら、他の(抵抗の枢軸の)パートナーの信頼が崩れることもある」と分析した。

◇「イランが出なければ抵抗の枢軸の信頼崩れる」

国立外交院のイン・ナムシク教授は、中央日報の取材に対して「ヒズボラはイランがイスラエルの軍事行動を抑制するために育てた核心手段だったが、ヒズボラがむしろ危機に処してイランとしてはかえって守勢に回った状況」としながら「イスラエル本土に対する4月のミサイル攻撃のように、米国・イスラエル・アラブ国家によって迎撃されればむしろさらに大きな非難にさらされる場合もある」と話した。

米国のロイド・オースティン国防長官はこの日、イスラエルのヨアブ・ガラント国防長官と地上戦開始に関連して電話で協議した後、X(旧ツイッター)に「私は米国がイスラエルの防御権を支持するという点を明確にした」と話した。これに先立ち、サブリナ・シン国防副報道官は、先月30日のブリーフィングで、米国は数千人の米軍兵士を中東地域に派兵するだろうと明らかにした。今回の増派はイスラエルを支援してイランを抑止するためのもので、中東地域の駐留米軍規模は4万3000人水準に拡大する展望だ。

一方、地上戦が本格化する兆しを見せ、戦争を避けて近隣シリアなどへ渡る避難民も増えている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のフィリッポ・グランディ最高代表は先月30日、Xを通じてレバノンを離れてシリアに渡った難民数が10万人を超えたと明らかにした。


イスラエル、レバノン地上戦に突入…イランは弾道ミサイル報復間近(1)

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