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「サッカー代表監督の選抜過程、真相を明白に」 大統領も指示=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が2022年12月8日午後、青瓦台迎賓館で開かれたカタールW杯サッカー韓国代表チーム歓迎夕食会で、選手からサッカーボールの贈り物を受けてリフティングしている。 [写真 大統領室]

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が30日、大韓サッカー協会の代表チーム監督選抜過程不公正疑惑に関連し、「真相を明白にし、現場の誤った慣行を正す確実な改善案を用意するべき」と指示した。尹大統領はこの日、大統領室で柳仁村(ユ・インチョン)文化体育観光部長官から大韓サッカー協会国家代表チーム選抜過程に関する監査結果の報告を受けた後、このように明らかにし、「国民から大きな関心と愛を受けるサッカー代表チームの監督選抜はその過程から公正に責任を持って進行しなければいけない」と強調した。

大統領室の鄭恵全(チョン・へジョン)報道官はこの日の書面ブリーフィングで尹大統領の指示事項を伝え、「柳長官の報告内容の中にはサッカー代表監督選抜が規定通りに履行されず、手続き上問題があったという事実が含まれていた」と伝えた。これに先立ち文化体育観光部は、大韓サッカー協会が代表監督の選任過程で現洪明甫(ホン・ミョンボ)代表監督に特恵を与えたという疑惑に対して監査を進めた。監査の結果は10月2日に国民向けブリーフィングで公開される。大統領室の関係者は「尹大統領は鄭夢奎(チョン・モンギュ)サッカー協会会長や洪明甫代表監督の去就に具体的な言及をしていない」としながらも「監督選抜疑惑に対して大韓サッカー協会と国民の間の温度差に関する問題点を指摘した」と伝えた。

尹大統領が大韓サッカー協会を公開的に批判したのは今回が2回目だ。尹大統領は2022年12月、カタールワールドカップ(W杯)が終わった後、サッカー代表選手の報酬に関連し「苦労は選手がしたが、なぜ大韓サッカー協会が配当金を多く持っていくのか」とし「選手たちが受ける報酬があまり少ない」と述べた。鄭会長はその後、私財20億ウォン(約2億円)を報奨金として寄付した。


尹大統領はこの日午前には公式訪韓したスロバキアのロベルト・フィツォ首相と竜山(ヨンサン)大統領室で首脳会談を開き、スロバキアと戦略的パートナー関係を樹立した。アジア国家のうちスロバキアと戦略的パートナー関係を結んだのは韓国が初めて。両国は今回の会談で原子力協力を含む貿易・投資、エネルギー、国防・防衛産業など核心分野を中心に関係を深めて発展させていくことにした。尹大統領はこの日、フィツォ首相との首脳会談の冒頭発言で「戦略的パートナー関係の樹立は両国の協力史の新たな里程標であり未来の協力に向けた重要な土台になるだろう」と述べた。フィツォ首相は「韓国が前例のない速度で発展しているだけに2国間関係もそれに歩調を合わせて発展していくことを望む」とし「原子力分野での協力で前向きな反応に感謝している」と話した。

スロバキア政府は5月、ヤスロフスケ・ボフニチェ原発団地に5号機の1200MW(メガワット)原発を新規建設する計画を承認した。大統領室の関係者は「フィツォ首相は会談中、韓国との原発協力に何度か大きな関心を見せた」と伝えた。両首脳は貿易・投資分野での貿易投資促進フレームワーク(TIPF)樹立了解覚書(MOU)とエネルギー・科学技術分野での包括的エネルギー協力MOUも締結した。朝ロの軍事協力と北朝鮮の挑発を共に糾弾し、北朝鮮住民の人権増進の必要性についても声を一つにした。

また大統領室は韓米日3カ国政府が北朝鮮の不法サイバー活動関連の背後を共に究明することにしたとこの日、報道資料で伝えた。北朝鮮の大量破壊兵器と弾道ミサイルプログラムの主要資金源である不法サイバー活動が精巧になり、全世界の暗号資産取引所が攻撃対象になる中、3カ国が力を合わせることにした。韓国の王允鍾(ワン・ユンジョン)国家安保室第3次長(経済安保担当)、米国のニューバーガー国家安全保障担当副補佐官(サイバー・先端技術担当)、日本の市川恵一内閣官房副長官補(国家安全保障局次長兼務)が最近開かれた高官級サイバー安保協議体オンライン会議に出席し、「3カ国が北朝鮮の不法サイバー活動に対する抑止力を強化し、共同で背後を糾明していくことにした」と、大統領室が伝えた。



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