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イスラエル、休戦要求に応じず猛爆…「機動訓練」レバノン地上戦の準備も

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

イスラエル国防軍(IDF)は26日(現地時間)、地上軍訓練所指導で第7旅団戦闘チームがレバノンの国境数キロメートル付近地域で機動および戦闘訓練を実施したと明らかにした。[写真 IDF公式サイト]

レバノンの武装組織ヒズボラに対する高強度軍事作戦を展開しているイスラエルに対する国際社会の休戦要求に応じない構えを見せたイスラエルがレバノン境界隣接地地帯で仮想機動訓練を実施した。

地上作戦に備えた模擬訓練を行い、ヒズボラ指揮官の標的殺害を続けるなど、全面戦争に一歩さらに近づいた。

イスラエル国防軍(IDF)は26日(現地時間)、声明を出して「この日午前、地上軍訓練所が率いる第7旅団戦闘チームの訓練が終了した」と明らかにした。


該当訓練はレバノン国境で数キロメートル離れた山岳地帯で実施された。IDFは「兵力は機動と戦闘を訓練した」と説明した。

特に「練期間、北部の敵の領土内でのさまざまな戦闘シナリオに関する作戦上・兵站上の力量を強化した」という説明だ。地上戦を念頭に置いた訓練という意味だ。

◇米国・日本・ドイツ・オーストラリア・サウジなど「21日間休戦を」共同声明

これに先立って米国とフランスは前日、イスラエルとヒズボラの間の全面地上戦を阻止するための21日(3週)期間の休戦を提案したことがある。欧州連合(EU)やアラブ諸国などが支持した。

該当の休戦案に関連して一部メディアはイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ総理室から一種の青信号があったという趣旨で報道した。これについて激化する中東緊張緩和に関する期待感があった。

しかし、イスラエル総理室は関連報道以降に声明を出して「休戦に関する報道は不正確だ」とし「首相はIDFに全力を尽くして戦闘を続けるよう指示した」と伝えた。

休戦案を巡り提起された希望論を一蹴したのだ。総理室はあわせて「戦争の目標を達成するまではカザ地区での戦闘も続く」とした。

このような状況に対して、米国防総省のロイド・オースティン長官はこの日、ロンドンで英国とオーストラリアの国防長官と会って「我々は全面戦争の危険に直面している」とし「これはイスラエルとレバノンの双方にとって破壊的なものになるだろう」と警告した。

オースティン長官は「最近数日間で緊張が急激に高まったが、イスラエルとレバノンは違った道を選択することができる」とし「今でも外交的解決策が可能だ」と強調した。

米国務省のブリンケン長官はMSNBC放送のインタビューで「国際社会は欧州や中東のすべての国家のために休戦が必要だと叫んでいる」と述べた。

イスラエル国防軍はこの日もレバノン東部ベッカー高原や南部境界地などのヒズボラ拠点に対して強力な爆撃を継続した。

特にレバノンの首都ベイルート郊外ダーヒエ地区の住居建物に戦闘機でミサイルを撃ってヒズボラの無人機(ドローン)指揮官ムハンマド・フセイン・サルールを殺害した。レバノン保健省はこの日一日で自国内のイスラエルの攻撃で20人余りが死亡したと明らかにした。

ヒズボラもイスラエル北部にロケット約100発を発射した。

ヒズボラは声明を出して「レバノンと国民を守るためにロケットを一斉射撃して(イスラエルの)ラファエル軍事産業団地を爆撃した」と主張したとAFP通信が伝えた。ラファエル軍事産業団地はイスラエル北部都市ハイファの近くにある。



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