国際金価格が連日史上最高値を更新しているなかで２６日（現地時間）、銀相場も１２年ぶりに最高値を記録した。

ロイター通信によると、銀現物価格はこの日米東部時間午後１時４１分ごろ、前日比０．６％上昇した３２．０３ドルで、２０１２年１２月（３２．７１ドル）以降、最も高い水準をつけた。


銀は幅広い分野で産業材として使用されると同時に、金と並んで安全資産の性格を持つ。国際銀価格は今年に入って３５％以上の上昇率を示した。


米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）の利下げと地政学的緊張の高まりで金価格が上昇を持続している中で、金と価格が同じような方向に動く傾向を持つ銀も同時に上昇圧力を受けている。

中国銀行インターナショナル（ＢＯＣＩ）国際商品市場責任者のアメリア・シャオ・フー氏は「ＦＲＢの利下げと中国の浮揚策の持続で銀ラリーが年末まで持続するものとみられる」と話した。

一方、国際金価格はこの日も上昇を継続した。金現物価格はこの日１オンス当たり２６８５．４２ドルまで上昇し、史上最高値記録を更新した。

金先物価格も上昇した。この日ニューヨーク商品取引所で１２月引渡分の金先物価格の終値は１オンス当たり２６９４．９ドルで対前場比０．４％上昇した。金先物価格は１２月引渡分を基準として、この日取り引き中に一時１オンス当たり２７００ドルを突破する場面もあった。

利下げの影響を受けて国際金価格は今年に入って２９％上昇し、最近数日間で史上最高値記録を連日更新している。