中国の国旗
20日(現地時間)、米誌ニューヨーク・ポストによると、最近、中国広東省汕尾市のある動物園は、絶滅危惧種であるパンダを見ることができると広告して人々を集めた。しかし、実際に檻の中にあったのはパンダではなく、パンダのように染めた犬だった。
観覧客が撮影した映像をみると、犬2匹の顔全体は白い毛で覆われており、目と耳の周りだけ黒く染められている。前足と後ろ足もパンダのように黒く染められている。
パンダのように飾られた2匹の犬は、本物のパンダにはない長い尻尾を振りながら檻の中を歩いた。また舌を出してあえぎながら吠えたりもした。動物園を訪れた観覧客たちは、このパンダが実際のパンダではなく犬だという事実を知って怒りをぶつけた。
動物園で撮影された映像はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に広がって話題になり、映像を見たネットユーザーは「偽パンダだ」「パンダの仮面をかぶった犬」「犬には罪がない」「明白な詐欺行為だ」などの反応を示した。
ネット上で炎上すると動物園側は「チャウ・チャウ2匹をパンダの模様に染めて披露した」と認めた。
動物園側が犬をパンダに変身させたと認めると、現地では観覧料を払い戻してほしいという要求が殺到したと伝えられた。
また、細菌感染に脆弱な犬を染めるのは動物虐待という批判を浴びたりもした。
国際動物愛護団体PETAは、染色が犬に危険な可能性があると警告したことがある。染色薬は犬に深刻なアレルギー反応を起こし、またはストレスを与える可能性があり、ややもするとやけどを負い、毒素にさらされる可能性もある。
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