イスラエル国防軍が２３日（現地時間）、レバノンの首都ベイルートを標的空爆したと明らかにした。

ＡＦＰ通信などによると、イスラエル国防軍はこの日の声明でこのように明らかにして「詳細は今後発表する予定」と付け加えた。

ロイター通信は安保消息筋を引用してこの日イスラエル国防軍によるベイルート南部郊外周辺の標的空爆がヒズボラの高位指揮官アリ・カラキ氏を狙ったものだと報じた。


この日の空爆は２０日ベイルート南部郊外周辺の住居地域の攻襲でイブラヒム・アキル氏など指揮官１１人を殺害してから４日ぶり。

カラキ氏はアキル氏の後任に任命された高位指揮官の１人だという。カラキ氏の生死は現在のところまだ確認されていない。

イスラエル国防軍はこの日、ベイルート以外にも南部や東部など３００カ所余りのヒズボラ施設を狙って大規模空爆を敢行した。レバノン保健省はイスラエルの攻撃で子どもや女性を含めて２７４人が亡くなったと明らかにした。