ホッキョクグマの資料写真[Pixabay]
報道によると、19日、アイスランドの西部フィヨルドにある村で150~200キロ程度の幼いホッキョクグマが警察によって射殺された。警察は環境庁との協議を経て「脅威」と見なされ射殺を決めたと説明した。アイスランドでクマは保護種に分類されているが、人や家畜に脅威になる場合には射殺することができる。
この日、ホッキョクグマは夏の別荘として使われる民家の近くにいた。当時、家の中には高齢の女性が一人いたが、この女性が怖がってドアを閉めて隠れていた。この時、ホッキョクグマは家の外のゴミを探していたという。
海岸警備隊のヘリを動員して追加捜索を行った結果、このホッキョクグマは一人で民家に来たものとみられると伝えた。
ホッキョクグマの死体は研究目的で活用される予定だ。
アイスランドでホッキョクグマが目撃されたのは2016年以来8年ぶりだとガーディアンは伝えた。
アイスランドはホッキョクグマの生息地ではないが、ごくまれにグリーンランドから流氷に乗ってアイスランド海岸まで到着する場合もあるという。
また、地球温暖化で海氷が溶け、飢えたホッキョクグマが陸地に上り、人間とホッキョクグマの両方が危険にさらされる可能性が高くなったという論文が発表されたこともある。
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