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沈没した伊豪華ヨットの金庫に西側の機密データ?…水深49メートルの監視を強化

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

シチリアの資料写真(写真は記事の特定内容と関係ありません)[Pixabay]

先月イタリア・シチリア沖で沈没し、英国起業家マイク・リンチ氏ら7人の命を奪った豪華ヨット「ベイジアン号」の防水金庫に「敏感な」情報が入ったハードドライブがあり、盗難防止のために警備が強化されたと米国CNN放送が21日(現地時間)、伝えた。




同メディアによると、シチリア沖の水深49メートルに沈んでいる「ベイジアン号」にはロシアや中国など外国政府が関心を持つほどの超暗号化されたハードドライブが2つがある。この中には暗号など敏感なデータを含んだ高度な機密情報が入っていると推定される。引揚作業に精通した4人の消息筋はCNNに「さまざまな西側情報機関に関連した非常に敏感なデータが入っている可能性がある」と話した。


これらのドライブは沈没事故で亡くなったリンチ氏の所有だ。沈没事故生存者はリンチ氏が「クラウドサービスは信頼していない」と話し、ヨットで航海するたびにデータ保存装置をヨット内部に保管したと話したという。

「英国のビル・ゲイツ」と呼ばれた情報技術(IT)業界の大物リンチ氏は自身が設立したサイバーセキュリティ会社「Darktrace(ダークトレース)」などのさまざまな会社を通じて米国や英国情報機関と関係を結んだ。リンチ氏はデービッド・キャメロン氏やテレサ・メイ氏が首相だった時は科学・技術およびサイバーセキュリティに対する顧問でもあった。

ハードドライブに対する盗難の懸念は船体の捜索をしたダイバーたちが提起した。ダイバーたちは司法当局が当初は泥棒がヨットに残っている高価な宝石や貴重品を狙って接近すると懸念したが、現在はロシアや中国などの接近を心配していると伝えた。

イタリア当局は海内外でヨットの監視を強化するべきだというダイバーの要請を受け入れて追加的な警備措置を実施していると明らかにした。

リンチ氏の妻アンジェラ・バカレス氏の会社が所有するベイジアン号は、先月19日未明シチリア島パレルモ市ポルティチェッロ港から約700メートル沖合の海域に停泊しているときに沈没した。乗船客22人(乗客12人・乗員10人)のうちリンチ氏と18歳の娘ハンナさんをはじめ英国金融家であるモルガン・スタンレー・インターナショナルのジョナサン・ブルーマー会長夫妻、国際法律事務所クリフォード・チャンスのクリス・モービロ弁護士夫妻ら7人が死亡した。リンチ氏の妻と1歳の赤ちゃんを含めて15人が救出された。

リンチ氏は2011年、米国ヒューレット・パッカード(HP)にオートノミーを110億ドル(約1兆5830億円)で売却する過程で企業価値を膨らませていたとの疑惑を受けて、自宅軟禁状態で裁判を受けていたが6月に無罪判決を受けて釈放された。

乗船客はリンチ氏の無罪判決と新たな門出を祝う船上パーティーに招待された人々だった。ブルーマー氏はリンチ側の証人として裁判に出席、モービロ氏はリンチ氏を代理した国際事務所の弁護士だった。

目撃者はベイジアン号が沈没する前、嵐と共に竜巻(海上で発生するトルネード)現象が起きるところを見たと伝えた。全長56メートルのヨットはわずか3~5分の間に海中に沈んだという。イタリア検察は「人災」の可能性も排除せずに捜査している。

CNNによると、イタリア消防当局は水中捜索を完了した後、ヨット内に残っている1万8000リットルの油と燃料を流出させないように473トンの船舶を引き揚げる最善の方法を提案する予定だ。また、敏感なデータが間違った人々の手に渡らないようにする方法も研究している。

ベイジアン号の引揚作業には最大1500万ユーロが必要になる見通しだ。引揚作業は準備期間を含めて6~8週間かかると予想した。



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